Record China 2021年8月11日(水) 19時20分
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東京五輪をめぐる報道が中国でも盛り上がる中、中国版ツイッター・微博で「福原愛『真剣に五輪を見たのは初めて』」とのワードが注目を集めた。
中国で人気、知名度共に高いドキュメンタリー監督の竹内亮さんが福原愛さんらを取材した「東京2020・B面日記」が公開され、注目を集めている。
東京五輪をめぐる報道が中国でも盛り上がる中、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では福原愛さんがこのドキュメンタリーの中で語った「真剣に五輪を見たのは初めて」という言葉がホットワードになっている。
映像の中で福原さんは、「実は今回、初めて真剣にオリンピックを見ました。私は(過去)4大会出場していたので」とコメント。「今大会は基本的にずっと一人で見ていました」と語った。
また、竹内さんが「今回の東京五輪の意義はどこにあると思いますか?」と質問すると、「今大会は本当に難しかったと思います。なぜやるのかと思う人もいるでしょう。感染する人も増えたり、マイナスの面もとても多いと思います。もともとスポーツ自体、それを仕事にしている人もいますし、夢のためにやっている人もいます。ですが、はっきり言ってしまえばスポーツがなくてもどうなるということはないんです」と語った。
そして、「以前、選手だった時は自分のために頑張っていたのですが、皆さんが私を応援してくれました。私が勝てば喜んでくれ、負けたら泣いてくれるファンもいました。私が思うに、今回の(五輪の)意義は、成績はどうあれ、どこで見ていたのであれ、あるいは聞いたのであれ、その人が『私も頑張ろう』と思ったことではないでしょうか」と答えた。
竹内さんが自身が思う五輪の意義を「まだ探している」と話すと、福原さんは「やってすぐに(その意義が)分からないこともあると思います。20年、30年後に分かる意義もあると思います。意義というものは探すものではなく、自然とわき出すものです」と語った。
ドキュメンタリーではこのほか、新型コロナ感染の恐怖と世論の反対の中で五輪に挑むシンガポールの卓球選手・馮天薇(フォン・ティエンウェイ)、福島県を走る予定だった中国人唯一の聖火ランナー、大きいサイズのユニフォームが用意されておらず自費でサイズを直した在日中国人ボランティア、五輪開会式当日に新国立競技場の外で「開会式は今すぐやめろ」とシュプレヒコールを上げるデモ隊、一方で五輪の雰囲気を味わおうとスタジアム周辺に集まる大勢の人、プレスセンター内の各国記者の様子など、テレビ越しでは見ることができなかった舞台裏がとらえられている。(翻訳・編集/北田)
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