日本とも協力して大成功、世界の文化産業に韓流DNAを植え付ける「Kカルチャー」の進化―韓国メディア

anomado    2021年8月14日(土) 22時30分

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11日、韓国メディア・韓国経済は「Kカルチャーの進化が目覚ましく、さまざまな分野で外国人分野を発掘し、外国語の作品を生みだしている」と伝えた。資料写真。

2021年8月11日、韓国メディア・韓国経済は「Kカルチャー(韓流文化)の進化が目覚ましく、さまざまな分野で外国人分野を発掘し、外国語の作品を生みだしている」と伝えた。

記事は「韓国内で育てたアーティストを海外に紹介するだけでなく、初めから現地の人と協力して人材を育成することにより、世界の文化産業に韓流DNAが植え付けられ、インテルインサイドならぬ『韓流インサイド』と呼べる現象が起き始めている」と説明。その代表例として、韓国の大手芸能プロダクション・JYPエンターテインメントが手掛け、日本で若者を中心に高い人気を得ている日本人9人組ガールズグループ「NiziU」(ニジュー)を挙げている。この他、SMエンターテインメントやHYBE(ハイブ)などの芸能プロダクションも、米国市場を狙い現地でアイドルグループのメンバーを発掘しているという。HYBEは今年4月、ジャスティンビーバーなどの有名歌手が所属する米メディア企業のイサカ・ホールディングスの買収を発表した。

一部では「韓国人と韓国語の存在しないK-POPを韓流と呼べるのか」と指摘する声も上がっているというが、芸能プロダクション側は「韓流システムを組み合わせているため、れっきとした韓流だ」との立場を示しているという。JYPエンターテインメントのパク・ジニョン代表も「NiziUはK-POPのガールズグループ」だと断言している。また韓国の専門家らは、こうした試みが「世界の音楽産業ではいまだ非主流であるK-POPの影響力を高める」と評価しているという。

また、コンテンツ市場でも同様の動きが拡大しているという。韓国のドラマ制作会社・スタジオドラゴンは米国で現地の俳優や制作チームと協力し、英語のドラマや映画を制作している。韓国のウェブ漫画企業も海外企業を買収し、海外作家の作品を大量に供給している。プラットフォーム自体をグローバル化して「ウェブ漫画界のネットフリックス」になることを目標としているという。

こうした現象について、記事は「SMエンターテインメントのイ・スマン代表が提示した『韓流3段階論』にも通じる」と指摘している。「韓流3段階論」とは、韓国の作品を輸出(1段階)し、海外アーティストを韓国人メンバーの中に含めて構成する(2段階)レベルを超え、海外でアーティストを発掘して外国語の作品を制作する(3段階)最終段階に到達するというもの。記事は「これまで米国以外に成功できていない、文化産業のグローバライゼーションを成し遂げている」と評価している。

韓国のある大衆文化評論家は「Kカルチャーがこれまで培ってきた自信とノウハウを基に、外部資源を積極的に活用する段階に入った」と分析しているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは多くのコメントが寄せられているが、「日本のガールズグループをプロデュースして世界に進出させることとK-POPに何の関係があるというのか。ただ技術を盗まれただけ」「日本人が日本語で日本で活動することが韓国の韓流関連産業に役立つとは思えない。企業が潤うだけで国にとっていいことはない」「NiziUは完全にJ-POPだよ」「なぜ日本人や中国人を対象にするのか分からない。技術を伝授しても、後であっさり裏切られる」「金稼ぎのために日本人や中国人を使ってほしくない。韓国人を育成するべきだ」「BTSがかっこいいのは、韓国人メンバーが韓国語の歌でビルボードランキングに入っているから」など、大半が批判的なものとなっている。(翻訳・編集/堂本

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