Record China 2021年8月12日(木) 22時0分
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10日、中国新聞網は、中国政府が娯楽施設で提供されるカラオケについて「違法内容」を含む楽曲の提供を禁止する規定を設けたことを報じた。
2021年8月10日、中国新聞網は、中国政府が娯楽施設で提供されるカラオケについて「違法内容」を含む楽曲の提供を禁止する規定を設けたことを報じた。
記事は、文化・観光部が10日に「歌舞・娯楽場所のカラオケ音楽コンテンツ管理暫行規定」を発表したと紹介。同規定は10月1日より施行され、同部では全国のカラオケ音楽コンテンツ審査専門家チームを設立し、違法カラオケ楽曲リスト制度を構築すると伝えた。
同規定によれば、「違法楽曲」には国家の統一や主権、領土の完全性を脅かすもの、国家の安全を脅かす、あるいは国の名誉や利益を損なうもの、民族的なヘイト、差別を煽り、民族の団結を破壊するもの、国の宗教政策に反し、邪教や迷信を宣揚するものなどが含まれている。
この件について、中国のネットユーザーは「カラオケ業界、終わったな」「いつの時代に生きているのか……」「テレビ番組にどんどんモザイクが増えていく感じ」「文化部の仕事は一部の文化を切り捨てつつ、別の文化を育てるものだと思うのだが、育てずに切り捨ててばかりいる」「性の志向の不自由、言論の不自由、勉強の不自由に続き、音楽も不自由になった」といったコメントを残している。
また、「コロナが流行してからはそもそもカラオケにあまり行こうと思わなくなった」「今もKTVに行ってる人なんてそんなにいるのかな」など、すでに中国のカラオケボックス・KTVの人気がかつてに比べて下火になっているとの見方を示すユーザーも少なからず見られた。(翻訳・編集/川尻)
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