2021年8月12日、米華字メディア・多維新聞は、再生可能エネルギー産業の発展に伴い、アルミニウムなど3種類の金属のニーズが急速に高まる見込みだと報じた。

記事は、英国のエネルギーコンサル企業ウッド・マッケンジーが「各国政府による地球温暖化抑制に向けた公約の履行が進むに伴い、エネルギー資源が再生可能エネルギーに移行する中で今後数年、卑金属（ベースメタル）の需要激増が後押しされる」との見解を示し、特にアルミニウム、銅、亜鉛の3種類の金属が注目対象になるとしたことを伝えた。

そして、同社のシニアアナリストが「製造コストの低下、製造効率の工場により世界の太陽光発電価格が下がり、米国の多くの地域をはじめ世界各国において太陽光が他の発電方式よりも低コストになるだろう。コストが低下し続けることで、電力供給に占める太陽光発電の割合が上昇する。そうなれば、卑金属業界にとって非常に大きなチャンスになる」と述べたことを紹介している。（翻訳・編集/川尻）