靖国で写真撮影の中国人俳優、中国政府系メディアから次々批判浴びる

Record China    2021年8月15日(日) 6時0分

拡大

13日、環球網は、靖国神社での写真などを掲載してネット上で批判を浴びている中国の俳優・張哲瀚(チャン・ジャーハン)が人民日報などの中国政府系メディアからも名指しで非難されたと報じた。

2021年8月13日、環球網は、靖国神社での写真などを掲載してネット上で批判を浴びている中国の俳優・張哲瀚チャン・ジャーハン)が人民日報などの中国政府系メディアからも名指しで非難されたと報じた。

記事は、ドラマ「山河令」でブレークした張について、以前に日本の乃木神社、靖国神社で自身が撮影した写真をネット上に掲載していたことがネットユーザーによって発見され、「炎上」したと紹介。これに対し張が13日に微博アカウントで「以前の無知な自分を恥ずかしく思う。不適切な行為を深く謝りたい」「自分は親日ではない」と謝罪し、所属事務所も謝罪声明を出したことを伝えている。

その上で、人民日報の微博アカウントが「この謝罪は、自分の無知で片付けようとするとともに、中国人の感情を傷つけておきながら許しを請おうとするものだ。歴史に対する認識がかくも不足し、民族の苦難に何も感じないというのは公人として極めて不適切。国の正義に対するいかなる探り、挑発も許されない。それが故意となれば、大きな代償を支払わなければならない」と強く批判する書き込みを発信したことを紹介した。

また、人民日報の電子版である人民網のアカウントも「中国人として靖国神社がどんな場所か知っていなければならない。靖国神社と記念撮影するということは(戦犯の)亡霊に伍するようなものであり、無知の一言で翻せるような行為ではない。謝罪だけでは済まされず、必ず代償を負わなければならない。このような芸能人がしれっと復活することに、ネットユーザーたちは納得するだろうか」と非難したほか、中国中央テレビ(CCTV)のアカウントも「是非の分別をわきまえず、青少年をミスリードするようなことは絶対にあってはならない」などとし、「自分の無知」を理由に許しを求めた張の姿勢に対する批判を浴びせたことを伝えた。

そして、人民日報アカウントの批判に対し、張が「批判を甘んじて受け、深く反省し、教訓をくみ取る。中国人として断固祖国を守る。愛党愛国の立場はこれまで揺らいだことはないが、今後はさらに実際の行動で祖国を熱愛し、自らの責任と義務を履行し、己を律していく」とコメントしたとしている。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携