世界慰安婦の日、韓国・中国大陸・台湾でそれぞれ異なる状況が出現

Record China    2021年8月14日(土) 18時30分

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8月14日は、韓国が「慰安婦の日」と定めた日だ。韓国、中国大陸、台湾の各地ではこの日、それぞれ異なる状況が見られた。写真は上海師範大学に設置された「慰安婦歴史博物館」の一角。

8月14日は、韓国が法律により「日本軍慰安婦被害者を称える日」と定めた日だ。同日は「慰安婦の日」などと呼ばれている。韓国、中国大陸、台湾の各地ではこの日、それぞれ異なる状況が見られた。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、政府がオンライン方式で開いた式典に映像を通じて参加した。中国メディアの環球網は文大統領が寄せたメッセージを抜粋して「韓国政府は全ての被害者の存命中に、彼女らの無念さを晴らすことができなかった。ここに深くお詫びします」、「今後とも、被害者中心の問題解決という原則を揺るぎなく堅持し、意思疎通と支援を通じて、被害者一人一人の名誉を回復し、心の傷をいやしてまいります」などと紹介した。

日本では、文大統領が日本批判に踏み込まなかったことも注目されたが、環球網は特に触れなかった。中国では、韓国における「慰安婦の日」の活動を多くのメディアが取り上げて「彼女らは謝罪を待っている」などの見出しをつけて報じた。

台湾では、国民党主席を務めたことがある洪秀柱氏がSNSを通じて、「台湾人の元慰安婦で、存命の人はただ一人になった」などとする文章を発表した。

洪氏は台湾の元慰安婦について「前半生では苦難を受け、嫌というほど虐待された。後半生では、当然のことである正式の謝罪を待った」と紹介。さらに「われわれは日本の植民統治により、これらの慰安婦が時空を超えた悲痛を味わったことを忘れてはならない」と論じて、台湾の元慰安婦について、正義の声による糾弾を永久にやめないことが、国家としての尊厳を持続することに直結すると主張した。(翻訳・編集/如月隼人

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