高速走行中のタクシー内で泥酔客が運転手を蹴りつける=韓国ネットは怒り「殺人罪も同じ」「厳罰に」

Record China    2021年8月19日(木) 23時30分

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韓国で、泥酔した乗客が走行中のタクシー内で運転手に暴言を吐き、後部座席から蹴りつけるという事件が起きた。資料写真。

韓国で、泥酔した乗客が走行中のタクシー内で運転手に暴言を吐き、後部座席から蹴りつけるという事件が起きた。8月17日、韓国メディアYTNが報じた。

報道によると16日午後3時ごろ、ソウルオリンピック大路を走行中のタクシーで、酒に酔った乗客が運転手を蹴りつけ警察に逮捕された。乗客は携帯電話で通話をしながら運転手へ暴言を吐き、通話を終えると「俺の人生は終わった。この野郎」と叫び、いきなり後部座席から運転手の頭部を蹴りつけたという。

運転手は時速70キロで走っていた車を急停止させたが、後続車も合わせて停止したため事故には至らなかった。そして再び10メートルほど走行した後、道路にタクシーを止めると、車から逃げ出し警察に通報したという。 60代である被害者は、現在首の痛みを訴え入院しており、「高速で走行中にこのような事件に遭い、非常に恐ろしかった。今後この仕事は続けられそうにない」と語っている。

一方の加害者は「泥酔状態で覚えていない」と供述しているとのこと。加害者は国内旅行のガイドとして働いてきたが、新型コロナウイルスの影響で仕事がなくなり、生活に苦しんでいたという。加害者の家族は同メディアのインタビューに対し、「観光客が途切れて失業状態に陥り嘆いていたので、飲みすぎたようだ」と説明している。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは、「酒を飲む金も時間もなく、別の仕事に励んでいる人はたくさんいる」「なぜタクシーの運転手を相手に憂さ晴らしを?。ただの言い訳だ。厳罰に処してほしい」「70キロで走行中の車内で運転手に暴行するなんて、殺人罪も同じ」「正気とは思えない」「こういう人間はたいてい常習犯だ」など、怒りの声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

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