名札や階級章も付いたまま…タリバンが韓国の旧型戦闘服を着用=韓国ネットはイメージ悪化を懸念

Record China    2021年8月18日(水) 17時20分

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イスラムの武装組織タリバンがアフガニスタンを掌握したニュースが流れる中、タリバンのメンバーが韓国の軍服を着用する姿が写真に捉えられ、物議を醸している。写真は軍服を販売するサイト。

イスラムの武装組織タリバンがアフガニスタンを掌握したニュースが流れる中、タリバンのメンバーが韓国の軍服を着用する姿が写真に捉えられ、物議を醸している。8月17日、韓国・国民日報が報じた。

英国のBBCやフランスの「ル・フィガロ」紙、ドイツの「デア・シュピーゲル」誌などがタリバンの掌握により混乱に陥ったアフガニスタンの様子を報じる記事の中で、タリバン軍が韓国の軍服を着て行進をしたり、武器を掲げたりする姿が頻繁に確認されている。

タリバンのメンバーが着用したとみられるのは、韓国軍が1990年から2014年まで使用していた、「カエル戦闘服」と呼ばれる旧型の迷彩柄の軍服。写真に写る軍服の右胸には、韓国語で書かれた名札や階級章、韓国陸軍のマークなどがそのまま残されている。

これらの軍服がタリバン軍の手に渡った正確な経緯は不明だが、韓国軍の関係者は、予備軍の訓練を終えた退役者が古着回収箱やインターネットの中古品取引サイトに出品したものを、行商人らが大量に購入し海外に販売したとみているという。

現行の「軍服・軍用装具取締法」では、戦闘服などを生産・販売する際には韓国国防部長官の許可を受けることを規定しており、これに違反した場合は1年以下の懲役または1000万ウォン(約93万8000円)以下の罰金刑が課せられる。しかし新型戦闘服の導入により、旧型の「カエル戦闘服」は同法に基づく処罰の対象から除外されたとのこと。

韓国のネット上では、海外のニュースでタリバンが韓国軍の戦闘服を着用する姿が公開されることについて、「韓国がタリバンを支援したと思われそう」「休戦国の軍人が軍服を売るなんて…」など、韓国のイメージ悪化を懸念する声が上がっているという。

この記事を見たネットユーザーからも、「恥としか言いようがない。管理体制はどうなっているのか。情けない」「国防部は何をしてるんだ」「少なくとも名前や階級章くらい取って出すべきでは?若者たちは軽率すぎる」「国際社会から誤解されないよう、規制を強化すべき」「まずは東大門市場で売ってる軍服から取り締まって」など、怒りの声が相次いでいる。

一方で「今や軍服も韓流なの?」「あの軍服を着たら戦闘力は低下するよ。夏は暑いし冬は寒い」「文大統領は裏でタリバンも支援していたのか」など、皮肉交じりのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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