人民網日本語版 2021年8月19日(木) 8時50分
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暑い夏の日には、エアコンやスイカなどが「必需品」のようになる。
暑い夏の日には、エアコンやスイカなどが「必需品」のようになる。日差しがじりじりと照りつけ、どこにも出かけたくなくなる。だが、一部の企業にとって夏は売り上げの繁忙期だ。夏用商品の売上高の増加は、夏の市場に新たな活力も与えている。工人日報が伝えた。
ここ数年、中国各地で新政策による推進措置が打ち出され、夏経済は量も質も上向きで、今では飲食、旅行、ショッピング、娯楽、レジャーなどを含む多様化した消費市場が形成されている。
■UVケア製品がひそかに流行
灼熱の太陽の下で、紫外線をカットするUVクリーム(日焼け止め)が外出時の必需品になった。紫外線の強い西部地域では特に欠かせない。UVスプレーやUVムースといった新タイプの製品が、徐々に夏の消費市場の新たな人気者になっている。
夏の人気UV対策の人気商品として、UVクリームをはじめとするUV対策製品が化粧品市場で成長率の高いジャンルの1つになった。調査会社の天眼査の調査データからわかるのは、中国のUV対策関連の特許はすでに6000件を超え、アウトドアでの活動が増えるのにともなって、UV対策製品の売り上げが成長を続けている。
■スマート化した製品が人気に
夏は終盤に入ったものの、一部の地域では高い気温が続き、家電売り場も好調な売り上げが続いている。
新疆ウイグル自治区ウルムチ市の蘇寧易購の店員は、「省エネタイプが今後のエアコンの発展トレンド。消費者はエアコンを選ぶ時、頭の中で考えている予算の範囲内でより省エネタイプのエアコンを選ぶことが多い」と説明した。調査データによると、中国のエアコン関連特許20万件近くのうち、省エネとスマートに関連するものが8000件を超える。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、消費者は室内の空気がきれいかどうかにより気をつけるようになり、浄化、防塵、高温除菌などの機能を搭載したエアコンがますます消費者に人気となっている。
■「食」が経済を賑わす
夏になると、「飲酒」や「焼き肉」が欠かせない。ウルムチ市天山区碱泉三街で焼き肉店を経営する王さんは、「うちの店は一晩で大体100人から200人の客があり、1日の売りげは数千元(数万円)に上る」と述べた。
夏は新疆の焼き肉ビジネスの一番の繁忙期だ。レストランから夜店の軽食屋台街まで、毎晩満席になる。王さんは、「うちの店の必勝法は食材の新鮮さと衛生状態の良さを確保すること、食材の基準を厳格にコントロールすること、さらには独自のレシピで焼き肉の味を確保すること。お客様は満足すれば、誰かに話すので、評判は自然に伝わる」と話した。
王さんは焼き肉の味やサービスだけでなく、いろいろなマーケティング戦略で顧客を引きつける。たとえば夏はビールの季節なので、たくさん飲むと割引きになる戦略を打ち出した。ビールの利益率は下がるが、来店者が増えるので、実際には利益が拡大するという。
夏は果物がおいしい季節でもある。物流輸送が急速に発展したおかげで、新疆の果物の輸送がより便利になり、中国各地で売られるようになった。河南省などのバイヤーが新疆の農家を直接訪れてスイカを買い付けることもあり、新疆産スイカが北京、上海、広州、深センの一線都市で販売されている。
夏になると誰もが「暑さ」を感じ、「暑さ」を考えるようになり、大勢の人がこぞって「涼を求め」、「日差しを避ける」を話題にする。暑くて熱い夏の消費が市場経済に新たな活力を注入している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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