Record China 2021年8月23日(月) 6時30分
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環球時報は19日、米国の専門家が中国について「月の科学で世界のリーダーに近づいている」「まるでソーセージのように宇宙船を建造している」との見方を示していると報じた。資料写真。
中国共産党系の環球時報は19日、宇宙・天文学関連のニュースサイト「Space.com」にこのほど掲載された記事を引用する形で、米国の専門家が中国について「月の科学で世界のリーダーに近づいている」「まるでソーセージのように宇宙船を建造している」との見方を示していると報じた。
記事はまず、「21世紀の国際宇宙科学と探査が、協力と競争のどちらで定義されるか。その答えは、米国と中国という二つの宇宙飛行超大国が、今後数年間でどのような関与を選択するかにかかっている」とした。
記事によると、米国は宇宙に関するほとんどの指標で世界のリーダーであり続けているが、中国は小惑星帯や木星などの目的地への一連のロボット惑星間宇宙飛行の青写真と実行や火星のサンプル採取など独自の野心的な計画を進めている。
中国はまた、地球により近い場所で、マルチモジュール宇宙ステーション「天宮」の建設も進めている。そのコアモジュールはすでに軌道上にあり、宇宙飛行士3人を収容して運用されている。来年後半までに、より多くの宇宙飛行士、補給船、追加モジュールの発射計画が実行され、中国の軌道前哨基地の組み立てが完了することになる。中国当局は1000を超える科学実験をステーションで行うことを暫定的に承認し、国連を通じて外国に参加を呼び掛けている。
宇宙探査の第一人者である米ブラウン大学のジム・ヘッド氏は、ロシアと中国の宇宙科学者や欧州の同僚らと多国間で協力し、将来の惑星間ミッションの着陸地点を分析している。ヘッド氏は「紛争であろうと協力であろうと、中国の宇宙への願望で唯一不変なのは『止まらない』ことだ」と指摘する。
ヘッド氏は、「中国は宇宙への『シルクロード』の上にいる。宇宙計画は中国にとって重要であり、国家の誇りと名声を確立している。それは科学だけでなくすべての人にとって良いことだ。私たちが何もしなくても、中国人は進み続け、私たちを待つことはない」とし、「中国はすでに月の科学で世界のトップに近づいている。月の土を持ち帰る『サンプルリターン』の宇宙船を月の近い側と遠い側の両方に送れることを実証した。そして基本的に、まるでソーセージのようにそれらを大量生産できる」と述べている。(翻訳・編集/柳川)
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