歌手および女優として活躍したアニタ・ムイ（梅艶芳）の伝記映画「梅艶芳」から、歌手で女優のミリアム・ヨン（楊千[女華]）や俳優テランス・ラウ（劉俊謙）といった新たなキャストが公開されている。

香港を代表する女性トップスターだったアニタ・ムイは2003年12月、子宮頸がんのため40歳の若さで他界。その波瀾の生涯を描く伝記映画「梅艶芳」は、「コールド・ウォー」（寒戦） シリーズなどで知られるリョン・ロクマン（梁楽民）監督が手掛け、今年11月に公開予定となっている。

今年5月には第一弾となるトレイラー映像が公開され、香港出身のモデルのルイーズ・ウォン（王丹妮）がアニタ・ムイを演じていることが明らかになった。これに続いて、アニタ・ムイと親交が深く、ラストコンサートで舞台衣装を手掛けた有名デザイナー、エディー・ラウ（劉培基）をルイス・クー（古天楽）が、レコード会社・華星唱片の元社長のソー・ハウリョン（蘇孝良）氏をラム・カートン（林家棟）が演じることが分かった。

さらに18日、安楽電影公司（Edko Films）が新たなキャストの顔触れを発表。アニタ・ムイと同じく03年に他界した俳優レスリー・チャン（張国栄）を、32歳の俳優テランス・ラウが演じていることが明らかになった。

さらに、レスリー・チャンやジャッキー・チュン（張学友）のマネジャーだったフローレンス・チャン（陳淑芬）氏にミリアム・ヨン、アニタ・ムイの姉で元歌手のアン・ムイ（梅愛芳）にはフィッシュ・リウ（廖子［女予］）の名前が発表された。アニタ・ムイの元交際相手で俳優ベン・ラム（林國斌）には、台湾の俳優トニー・ヤン（楊祐寧）の起用が明らかになっている。（Mathilda）