Record China 2021年8月20日(金) 12時20分
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19日、観察者網は、東京五輪で活躍した日本人アスリートの氏名が中国で商標登録を申請されていたことが発覚し、日本のネットユーザーから怒りの声が出ていると報じた。
2021年8月19日、観察者網は、東京五輪で活躍した日本人アスリートの氏名が中国で商標登録を申請されていたことが発覚し、日本のネットユーザーから怒りの声が出ていると報じた。
記事は、東京五輪スケートボード・ストリート男子で金メダルを獲得した堀米雄斗、そして卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した伊藤美誠の2人の氏名について、中国で商標登録の申請が出されていると日本メディアが報じたと紹介。日本のネットユーザーから「本当になんでもありだな」「金もうけのためなら他国の人さえも利用する」「あきれて物が言えない」といった感想が寄せられたと伝えた。
その上で、中国の商標局公式サイトの情報を照会したところ、堀米については確かに7月28日に登録申請が行われており、服装、靴、帽子製品が対象とされ、申請者は「夏勤波」という個人名義だったとした。一方で、現時点では登録申請が行われたばかりであり「申請文書の内容、形式に問題がなければ申請は通る。ただ、それは商標審査に合格したことを表すものではない」と説明した。
そして、商標登録は申請から審査、公告に至るまでにいくつかの段階を踏む必要があり、そのプロセスには12カ月かかると指摘。過去にもアスリートの名前を使用した同様の商標申請問題が発生しており、登録成功率は決して高くないと伝えている。
中国ではこのところ、東京五輪に出場した中国人アスリートの氏名を本人の許可なく勝手に商標登録申請するケースが相次いでいた。この状況を受けて中国オリンピック委員会が18日にSNSアカウントを通じて「本人の許可を取っていない場合、五輪アスリートの氏名を用いて悪意ある商標登録を行ってはならず、このような行為があった場合には速やかに登録申請を撤回すべし」と通達している。
記事はさらに、伊藤の商標登録について「実際、5年前の話だった」とし、深セン市の企業が2016年6月21日に服装、スポーツ用品分野で商標登録申請を行ったものの、17年4月に却下されており「現在は無効状態にある」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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