「韓国の若者は反日より反中、大統領選挙にも影響」と米紙=韓国ネットも賛同

Record China    2021年8月24日(火) 13時20分

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米ニューヨーク・タイムズ紙は20日、韓国の若者が過去に植民地支配をしていた日本よりも中国を嫌う傾向にあると伝えた。写真はソウル。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は20日、韓国の若者が過去に植民地支配をしていた日本よりも中国を嫌う傾向にあると伝えた。8月23日、韓国・朝鮮日報が報じた。

NYTは6月に韓国の「時事IN」と「韓国リサーチ」が5月12~17日の期間に全国の満18歳以上の男女1000人を対象に行った「韓国の反中認識調査」の結果を紹介。それによると回答者の58.1%が中国を「悪に近い」と評価し、「善に近い」と答えた人は4.5%だったという。

また、中国に対する感情温度(0~100度で算定、高いほど肯定的)は若い年齢層ほど低く、20代が15.9度で最も低く、30代が21.8度、40代が28.3度、50代が30.8度、60代以上は31.1度だった。

NYTは「世界的に反中感情が悪化しつつあるのは事実だが、韓国の若者は特にその傾向が目立つ」と指摘。2020年10月に米国のピュー研究所が行った調査でも、米国、豪州、英国、ドイツ、オランダスウェーデンなどの対象国14カ国のうち、韓国の20~40代だけが唯一、50歳以上の世代より反中感情が高かったことに言及した。

さらにNYTは、韓国の若者が抱く反中感情が22年3月に行われる大統領選挙にも影響を及ぼすと分析。大統領選挙の有力候補とされる尹錫悦(ユン・ソギョル)前検察総長の強硬な対中姿勢も、若い投票者の心をつかむための戦略と見ており、「通常韓国の政治家は主要貿易国である中国と対立しないように注意するが、尹元検察総長の対中姿勢は『新たな現象』を反映している」と報じたという。

韓国のネットユーザーからは、「大統領選挙は韓中戦だよ」「中国は韓国を常に苦しめている。自由民主主義国家の韓国が、共産党を好きになる方がおかしい」「日本はもはや韓国にとって脅威ではなく、ばかなまねをするたびに笑えるだけだが、中国は常識が通じない国なので甘く見てはいけない」「毎日中国の否定的なニュースが流れてくるのに、好きになれるはずがない」「嫌っているにも関わらず、中国相手に金を稼ごうとしているのが一層もどかしい」など、中国に対する否定的なコメントが相次いでいる。

一方で、「日本も中国も同じくらい嫌いな私は30代」「どちらも嫌い。日本が過去なら中国は現在進行形」など、反中・反日の両方を主張するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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