Record China 2021年8月26日(木) 17時20分
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中国共産党系の環球時報(電子版)25日、中国の人気俳優チャン・ジャーハンをめぐる騒動に関連し、「日本には戦犯を祭る神社が他にもある」とする記事を掲載した。
中国共産党系の環球時報(電子版)25日、中国の人気俳優チャン・ジャーハン(張哲瀚、30)をめぐる騒動に関連し、「日本には戦犯を祭る神社が他にもある」とする記事を掲載した。
中国で今年爆発的にヒットしたブロマンス時代劇「山河令」に出演しブレークした俳優のチャン・ジャーハンをめぐっては最近、2019年に東京の乃木神社で友人の結婚式に出席していたことや、18年に靖国神社を訪れたとみられる写真がSNS上に投稿されていたことなどをきっかけに炎上状態になった。中国国営メディアも批判したほか、20社以上からイメージキャラクター契約を打ち切られた。
環球時報の記事はまず、日本の「神社」について、「神道の重要な宗教的場所であり全国に遍在する。祭日には多くの日本人が参拝して幸せを祈る」と紹介した。
記事は、靖国神社について、第2次世界大戦のA級戦犯として死刑となった7人を含む計14人が合祀(ごうし)されているとした。
続いて、「7人の戦犯を祭る施設は靖国神社一つだけではない」とし、静岡県熱海市の伊豆山にある興亜観音に東条英機元首相らA級戦犯とされた7人の遺骨が埋葬されていることを伝えた。
さらに、「日本には、興亜観音などA級戦犯が祭られている場所の他に、特定の軍国主義者を祭る神社もある」とし、明治期の軍人・乃木希典とその妻・静子を祭った乃木神社と、明治期の陸軍大将、児玉源太郎を祭った児玉神社(神奈川県藤沢市)を挙げた。
また、日本には戦犯裁判による日本人刑死者や収監中死亡者の死因を指す「法務死」という言葉があり、岡山県岡山市の吉備津神社の「法務死殉国烈士 慰霊顕彰之碑」の碑文に「連合国は勝者専断の裁判を行い 吾等を謂われなき罪に陥れ…」とあることや、愛媛県護国神社の「殉国二十二烈士之碑」の碑文に「大東亜戦争後の戦争裁判は世界史に汚辱の一章を加え…」とあり、膳英雄・憲兵大佐や徳本光信・陸軍大佐ら中国の軍事法廷で死刑判決を受けた4人を含む22人が祭られていること、熊本県護国神社には、満州事変に出征し、太平洋戦争勃発後はタイにあった捕虜収容所の所長を務めた中村鎮雄・陸軍大佐を含む47人が祭られていることなども伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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