雪山の下にある公園都市・成都を美しく彩るさまざまな動植物―中国

人民網日本語版    2021年8月28日(土) 0時20分

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四川省成都市は、新発展理念を実行する公園都市モデルエリアが加速しながら拡大しているのを背景に、さらに多くの動物が都市で共存するようになっている。

四川省成都市は、新発展理念を実行する公園都市モデルエリアが加速しながら拡大しているのを背景に、さらに多くの動物が都市で共存するようになっている。紅星新聞が伝えた。

2013年の国際連合総会において決定された国際日「世界野生生物の日」だった今年3月3日に、成都市が発表した2020年度成都市生物多様性モニタリング報告によると、同市で記録されている高等植物は4459種類と、中国全土の14%、省全体の41%を占めている。陸生野生脊椎動物は700種類で、うち獣類が129種類、鳥類が496種類、両生類が33種類、爬虫類が42種類、内陸水体魚類が129種類だ。

今年3-5月のわずか2カ月の間に、成都市に生息する鳥類の数は再び新記録を更新し、511種類に達した。これで過去5年の間に、同市に生息する鳥類は45種類も増加したことになる。

世界的にも有名な珍鳥のコクチョウは成都を代表する鳥類の一つ。コクチョウは海岸や海湾、湖などの水域に生息し、今年3月に治療を受けたコクチョウが成都錦城湖湿地公園内に「定住」した。そのコクチョウは、公園内を堂々とゆっくり歩き、鑑賞する人に囲まれても全く怖がることもない。コクチョウがここに住み着いたのは、成都という都市の示した思いやりだけでなく、この都市の生態環境が良好であることもその理由だろう。

鳥類が増加しているだけでなく、ジャイアントパンダ国家公園・成都エリアでは、パンダとそのコンパニオン・アニマルが頻繫に「出没」するようになっている。パンダ、ターキン、コビトジャコウジカ、ツキノワグマなどが山の中を歩き、キンシコウが木から木へと飛び移っている。野生のパンダ73頭のほか、国家一、二級の重点保護野生動物がここに生息している。

生態環境の分野を見ると、2020年、成都の森林面積は46万4100ヘクタールから57万6200ヘクタールに、森林蓄積は3224万立方メートルから3677万立方メートルに、森林率は38.3%から40.2%に増加した。また、成都市は緑化プロジェクト8263件を始動させ、新たに緑地面積が3885万平方メートル増加し、緑地率は38.5%に達し、建成エリアの緑化率は45%に達した。成都市民一人当たりの公園緑地面積も15平方メートルに達している。

植物を見ると、成都市の原有植物は3390種類から1069種類増え、新たに記録された国家重点保護植物も27種類増えた。動物は、2018年に記録されていた陸生野生動物625種類から75種類増えた。これらには、新たに記録された国家1級重点保護動物1種類、国家2級重点保護動物6種類が含まれている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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