「ピンポン外交」50周年記念シンポジウムが名古屋で開催、中国大使「日中関係をさらに高い水準へ」

人民網日本語版    2021年8月27日(金) 20時20分

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「ピンポン外交」50周年記念シンポジウムが26日に名古屋で開催された。資料写真。

ピンポン外交」50周年記念シンポジウムが26日に名古屋で開催された。テレビ会議の形式で基調講演を行った孔鉉佑(コン・シュエンヨウ)駐日大使は、「日中双方が共に日中国交正常化時の初心を新たにし、日中関係をさらに高い水準へと押し上げ続けていくことを希望する」と表明。「さまざまなグローバルな試練が次々に生じる現在、世界はなおさらに団結・協力・ウィンウィンを求めている」と指摘した。新華社が伝えた。

シンポジウムは「温故知新 ピンポン外交が導く未来」をテーマに、在名古屋中国総領事館と愛知県日中友好協会が共催。劉暁軍総領事、後藤泰之愛知県日中友好協会会長、近藤昭一日中友好議員連盟幹事長、広沢一郎名古屋市副市長、岡崎温日中友好協会理事長、「ピンポン外交」経験者代表など200人余りがオンラインやオフラインで参加した。

孔大使は、「『ピンポン外交』には特別な歴史的意義がある。50年後の今日、世界は多極化と経済のグローバル化が深く進行し、各国間の相互依存がかつてないほど高まり、様々なグローバルな試練が次々と生じており、世界はなおさらに団結・協力・ウィンウィンを求めている」と指摘。「来年は日中国交正常化50周年であり、両国関係は新たな歴史的出発点を迎える。双方が共に日中国交正常化時の初心を新たにし、半世紀にわたる日中関係の実り豊かな成果を大切にして守り、平和・友好・協力という正しい方向性をしっかりと把握し、日中関係をさらに高い水準へと押し上げ続けることを希望する」と述べた。

中国人民対外友好協会の林松添(リン・ソンティエン)会長はビデオメッセージで、「中国と日本は民間友好の良き伝統を継承・発揚し、歴史を鑑として未来を切り開き、両国関係の安定的前進を後押しし、アジアの平和と繁栄を共同で維持するべきだ」とした。

ピンポン外交の立役者・後藤[金甲]二氏の孫である後藤泰之氏は、「『ピンポン外交』50周年にあたり、愛知県日中友好協会会長に就任し、先達の手から日中友好の『バトン』を受け継いだ。今後、先達の遺志を継ぎ、友好の初心をしっかりと守り、日中友好交流の促進に尽力していきたい」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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