英国の複数の一流大学、チャーター便で中国人留学生を迎え入れ―仏メディア

Record China    2021年9月2日(木) 7時20分

拡大

仏RFIの中国語版サイトは31日、9月の新学期を前に、英国の複数の一流大学がチャーター便で中国人留学生を迎え入れていると報じた。写真はインペリアル・カレッジ・ロンドン。

仏RFIの中国語版サイトは31日、9月の新学期を前に、英国の複数の一流大学がチャーター便で中国人留学生を迎え入れていると報じた。

記事は、英紙サンデー・タイムズの報道を引用。それによると、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ブリストル大学などラッセル・グループに属する名門を含む50以上の大学が中国人留学生約1200人を新学期に間に合わせようと、すでに4便を手配した。この他、ヒースロー空港と各キャンパスとの間での送迎や、学生らの宿舎や食べ物も手配。現在の防疫措置に基づくと、学生らは学校到着後に10日間の隔離が必要になるという。

記事は、こうした措置の背景には世界的な旅行制限で数億ポンド(1ポンドは約150円)に上る留学生の学費が失われることへの懸念があると伝え、予約済みの4便に加え、さらに多くの便の手配が進められていることも紹介した。

現在、英国では中国人留学生約22万人が学んでおり、ラッセル・グループの会員校では学生の10人に1人が中国人という状況だという。また、中国の学生は同グループに学費収入の5分の1近く、毎年約13億ポンド(約1968億円)をもたらしているといい、記事は「グラスゴー大学の学費収入の約3分の1は中国人留学生によるもので、リバプール大学では2019年、学生の約5分の1を占めた中国人留学生が約9000万ポンド(約136億円)の収入をもたらした」とした上で、「留学生が毎年支払う学費は3万5000ポンド(約530万円)に達し、英国本土の学生が支払う学費の4倍近くだ」と伝えた。(翻訳・編集/野谷

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携