中韓造船業の競争がますます激しく―中国メディア

Record China    2021年9月6日(月) 8時0分

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中国紙・環球時報(電子版)は1日、「中韓造船業の競争がますます激しく」とする記事を掲載した。写真は中国の造船所。

中国紙・環球時報(電子版)は1日、「中韓造船業の競争がますます激しく」とする記事を掲載した。

韓国・ニュースワークスの報道などを引用する形で伝えたもので、造船・海運市況分析機関の英クラークソン・リサーチの最新統計によると、韓国の造船会社の1~7月の受注量は1276万CGT(世界シェア43%)で、2008年同期の1550万CGT以降で最大となった。シェア45%で世界受注量1位の中国との差はわずかで、単月ではここ数カ月連続で中国を抜いて1位となっている。

中国は、ハイテク船舶製造強国の建設という戦略的目標を明示し、「第14次5カ年計画と2035年までの長期目標綱要」で、高付加価値船舶の開発と造船業全体の競争力強化に乗り出している。中国の造船会社の中で唯一、大型LNG(液化天然ガス)船を製造できる滬東中華造船は、2035年までのLNG船を含む全面的な拡充計画を立てている。江南造船も低炭素でスマートな船舶製造を目指して研究センターを設立し、5Gやクラウドコンピューティングなどの新技術による高品質戦略を図っている。中国造船1位の中国船舶工業集団と2位の中国船舶重工集団の経営統合による世界最大規模の中国船舶集団の設立(2019年)も、中国造船業の国際競争力向上のための動きとみられている。(翻訳・編集/柳川)

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