アジア新記録・蘇炳添もリスペクトのパラ選手、蘇樺偉の人生を描く「媽媽的神奇小子」が人気

anomado    2021年9月4日(土) 16時20分

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パラリンピックで6つの金メダルを獲得した香港の元陸上選手、蘇樺偉(ソー・ワーワイ)の人生を描く映画「媽媽的神奇小子」が、香港の夏期映画市場でトップを争う人気作となっている。

パラリンピックで6つの金メダルを獲得した香港の元男子陸上選手、蘇樺偉(ソー・ワーワイ)の人生を描く映画「媽媽的神奇小子」が、香港の夏期映画市場でトップを争う人気作となっている。

1981年生まれ、39歳の蘇樺偉は96年開催のアトランタパラリンピック以来、08年までに6つの金メダルを獲得。陸上200メートル(T36)では、北京パラリンピックでマークした24.65秒が現在も世界記録となっている。今年、東京オリンピックの陸上男子100メートルでアジア記録をマークした蘇炳添(スー・ビンティエン)選手は、中国で「蘇神」の愛称で称賛されているが、その蘇炳添選手がこのほど蘇樺偉について、「自分にとって唯一の“蘇神”」と語ったことも話題になった。

生まれつきの黄疸(おうだん)によって運動協調性障害と難聴というハンデを持ち、小学校の運動会でたぐいまれな身体能力を見いだされ、選手生活をスタートした蘇樺偉。その人生を映画化した「媽媽的神奇小子」が香港で上映されており、4日からは中国でも公開される。1日、興行収入が1700万香港ドル(約2億4000万円)を突破し、ドニー・イェン(甄子丹)、ニコラス・ツェー(謝霆鋒)主演の話題作「怒火」の興行収入を上回る人気となっている。

「媽媽的神奇小子」は俳優ルイス・クー(古天楽)が発起人となり、女優サンドラ・ン(呉君如)がプロデューサーを務めた作品。映画の中でサンドラ・ンは蘇樺偉を励まし、支え続けた母親役を演じている。

蘇樺偉については、30年近くパラリンピックとその出場選手を支援している俳優アンディ・ラウ(劉徳華)との関係もよく知られている。政府の補助やスポンサーの少ない蘇樺偉の練習を充実させるため、アンディ・ラウは自らサポートを買って出て、北京パラリンピックでは陸上100メートルで銅メダル獲得後、2人が抱き合う姿も話題になった。(Mathilda

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