菅首相辞意に韓国ネット「もともと首相の器ではなかった」、中国は安倍前首相の発言に注目

Record China    2021年9月3日(金) 17時20分

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菅義偉首相が突然、自民党総裁選への立候補を見送る考えを表明したことについて、中国や韓国のメディアも相次いで伝え、注目を集めている。

菅義偉首相が突然、自民党総裁選への立候補を見送る考えを表明したことについて、中国や韓国のメディアも相次いで伝え、注目を集めている。

中国メディアは日本の報道を引用する形で、「新型コロナ対応で支持率低迷、菅義偉首相、就任わずか1年で辞任」(環球網)、「菅義偉首相が今月末に辞任、自民党内の派閥闘争が白熱化」(第一財経網)などと伝えた。また、安倍晋三前首相の「私の後を受け継いでいただいた菅首相に感謝している」との発言に注目する報道も多かった。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも検索ワードランキング上位に入るなど注目を集め、中国のネットユーザーからは「『首相がこんなに大変だとわかっていたら、この濁った水の中を歩いたりしなかった。後は任せた。私は力を尽くした』と菅首相は思っているに違いない」「なぜ日本は首相の交代ばかりしているのに、経済がこんなに発展しているんだろう」「退任か。冷静かつ公平に論じると、成績を残した首相と言えると思う。東京五輪は菅首相の時に開催されている。この特殊な状況の中、日本は圧力に耐え、東京五輪・パラリンピックを無事に開催した。勇気と決断力を評価すべきだ。開催への批判は常にあったが、日本人は努力を払った」「菅首相の存在感は薄い。そういえば首相だった、と思ってしまったぐらいだ」などの声が上がった。

韓国・聯合ニュースは「菅政権は発足から約1年で幕を下ろすことになった」とし、「新型コロナ対応に関する世論の不満が高まり、総裁選を前に政治的影響力が弱化している状況で、これ以上持ちこたえられず権力の中枢から追い出された形だ」と伝えた。

韓国のネットユーザーからは「もともと首相の器ではなかった」「英国のG7サミットで菅首相が借りてきた猫状態だった時から、こうなると予想していた」と納得する声が上がっている。

また、「やっぱり文在寅(ムン・ジェイン)大統領は外交の神。東京五輪に合わせた日韓首脳会談はできなかったのではなく、する必要がなかったんだよ」「日本の状況は今後もっとひどくなるだろうから、今のうちに逃げ出して正解では?」など皮肉交じりの声や、日本に向けて「次の首相が誰であれ、自民党が政権を握る限り日本は変わらない。つまり日韓関係も改善しない」「民主主義を装った一党独裁制にうんざりしないの?日本国民は早く目を覚ますべきだ」と指摘する声も。

その他、一部では「自身の失策に責任を感じ、辞任するのか。自画自賛を続ける文政権よりは良心的」「過ちを認められるところは素晴らしい」とうらやむ声も見られた。(翻訳・編集/堂本、藤井)

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