<卓球>いつ会っても笑っている丁寧さん、引退を申し出た時には涙=劉国梁会長が明かす

Record China    2021年9月7日(火) 14時20分

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中国卓球協会の劉国梁会長が、丁寧さん(31)が現役引退を申し出た時の様子について語った。写真は劉会長と丁さん。

中国卓球協会の劉国梁(リウ・グオリアン)会長が、丁寧(ディン・ニン)さん(31)が現役引退を申し出た時の様子について語った。新華社が6日付で伝えた

丁さんは6日に正式に引退を表明した。五輪、世界選手権、ワールドカップの3大大会でシングルス優勝を果たす「大満貫」(グランドスラム)を達成したが、今夏の東京五輪では代表から外れていた。現役引退後は北京大学の大学院に進学するという。

丁さんについて劉会長は「多くの優れた成績を収めており、キャリアは間違いなく非常に成功だったと言える」と称賛。2010年のモスクワ世界選手権、12年のロンドン五輪では大きな挫折もあったというが、「こうした挫折に直面した時も、彼女は粘り強さを発揮し、困難に打ち勝ってきた。それが彼女の最大の特徴だ」と語った。

一方で、親しみやすい性格であることにも触れ、「いつ会っても笑っている。彼女の陽気な性格はとても清らかで、周囲への影響力もある」とも評価した。

ベテラン選手として、女子チームのキャプテンも務めていた丁さん。常に若手選手の手本になる言動をしていたという。特に東京五輪への準備を進める中で、丁さんは練習、試合、生活と、常にチームと行動を共にし、経験を伝えてきた。

劉会長は丁さんが初めて引退を申し出た時のことを振り返り、「彼女はとても悲しんでいて、涙を流していた。私は『君の気持ちは理解できる。引退後に良い道に進んでほしい』と伝えた。かつて選手だった者として私も引退の瞬間を経験した。丁寧の決断はよく考えてのものだと信じている」と語った。

丁さんが大学院でスポーツ学を学ぶことについては「とても良い選択」とした上で、「中国卓球チームや卓球だけでなく、スポーツや社会全体に卓球のエネルギーを伝え、自分の価値を示してほしい。その素質が彼女にはある」と評価。「彼女の日光のようなプラスのエネルギーを学習生活の中にも持っていってほしい。絶えず成長し続け、自分を明るく、そして他人を明るくしてほしい」とエールを送った。(翻訳・編集/北田

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