Record China 2021年9月8日(水) 0時20分
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韓国で宅配労組の幹部が非組合員を暴行する映像が拡散され、物議を醸している。写真は実際の映像の一部。
韓国で宅配労組の幹部が非組合員を暴行する映像が拡散され、物議を醸している。9月7日、韓国・朝鮮日報が報じた。
記事によると6日、全国民主労働組合総連盟(民労総)傘下の宅配労組が主に利用する掲示板に、「労働組合に加入すれば集配センターで暴行してもいいんですか?」との文章が投稿された。
投稿者は「証拠映像」として、「宅配労組執行部の非組合員暴行」と名付けられた8秒余りの監視カメラの映像を添付。映像では、赤い鉢巻きを巻いた男性がベルトコンベアの上に飛び乗り、向かいに立っていた制服姿の男性の胸元を蹴り上げている。蹴られた男性は1メートル以上後ろに飛ばされ、画面から姿を消した。画面に表示された日付は、2019年4月となっている。
調査の結果、これは京畿道城南市の集配センターで実際に起きた事件とのこと。マスコミが当事者や宅配労組の幹部に連絡したが、加害者とされる労組の副委員長は「その件に関しては労組の中央部に聞いてくれ。個人では答えられない」と言うのみで、取材に応じなかったという。
ただ本件をよく知る業界関係者は「当時、宅配労組は集配センターで勧誘活動をしており、騒音に抗議した男性を暴行した」とし、「映像に映ってはいないが、この後蹴られた男性が外から鈍器を持ってきて復讐しようとし、これを止めた他の組合員がけがをした」と説明。「怪我をした組合員が男性と示談する際の条件に『労組加入』を要求したため、蹴られた男性も今は宅配労組の組合員」と語っているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「民主労総は新手のヤクザ集団だな」「特権階級にでもなったつもりか?」「労組がパワハラをする世の中。労組はただの利益集団で社会改革の障害にすぎない」「労組なんてなくしてしまえ。まるで無法地帯だ」「文政権誕生に一役買ったとして労組の不正が見過ごされてきたけど、もう少しで終わる。文大統領と一緒に労組も消えるだろう」など、批判的なコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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