出水期に入って雨量が多くなっている影響を受け、5日午前7時、山東省済南市にある趵突泉の地下水の水位が28．97メートル、黒虎泉は29．04メートルと、今年最高を記録した。7月29日に趵突泉の地下水の水位が28．55メートルに達して以来、湧水が勢いよく湧き出す「趵突騰空」という現象が38日連続で続いている。斉魯晩報が伝えた。

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6日午前5時ごろ、五竜潭公園の済南72名泉の一つで水位が最も高い月牙泉でも湧水が短時間復活し、勢いよく湧き出す「月牙飛瀑」という現象も見ることができた。そして、同日午後4時半ごろにも、月牙泉で再び短時間湧水が復活し、「月牙飛瀑」の現象も起きた。

7日午前7時、趵突泉の地下水の水位が初めて29メートルを超えて、29．01メートルに達した。月牙泉では夜中の1時半ごろに湧水が復活し、約7時間後の午前8時半ごろまで続いた。

過去の状況からして、趵突泉の地下水の水位が29メートルを超えると、「月牙飛瀑」の現象も復活する。月牙泉で湧水が復活すれば、済南の72名泉全てで湧水が出ていることを示す。

統計によると、2003年に「趵突泉」の湧水が復活して以来、2004年7月、2008年8月、2010年8月、2012年8月、2013年7月、2016年8月に、「月牙飛瀑」の現象も起きた。

「趵突泉」が18年間にわたってこんこんと湧き続けているのは、天の恵みであるだけでなく、泉を守り続けてきた成果であるともいえるだろう。（提供/人民網日本語版・編集/KN）