韓国の新婚夫婦団体が供花を掲げてデモ、政府のコロナ防疫に不満を表明=韓国ネットは冷ややか

Record China    2021年9月12日(日) 13時0分

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9日、韓国・中央日報は、韓国政府のコロナ防疫に不満があるとして、新婚夫婦団体が供花を掲げてデモを行なったことについて伝えた。写真は供花。

2021年9月9日、韓国・中央日報は、韓国政府のコロナ防疫に不満があるとして、新婚夫婦団体が供花を掲げてデモを行なったことについて伝えた。

記事によると、この日の午前8時、ソウル市役所周辺に「台無しになった結婚、結婚式場は大満足」「料理提供なしの99人、支払いは300人分」などの言葉が書かれた30基余りの供花の花輪が並べられた。全国新婚夫婦連合会によるもので、現場には新婚夫婦らが集まった。

彼らはデモの形で韓国政府のコロナ防疫指針を批判。「防疫基準が結婚式場だけとりわけ厳しい」と訴えたという。韓国政府はこれまで「社会的距離の確保」を4段階(最高レベル)に設定し結婚式場の参席者を49人(食事提供可能)としていたが、最近99人(食事提供不可)という基準を追加したため、結婚式代に加え食事代、返礼品代などで金銭的にも精神的にも負担が重くなったというのだ。

結婚式を延期したカップルも多く、中には結婚式場から当初の契約にはなかった追加費用が請求され、契約金の2倍を支払うことになった新婚夫婦もいるという。

なお、全国新婚夫婦連合会は結婚前のカップルや新婚夫婦などおよそ6000人からなる団体。デモ隊は結婚式場の防疫指針改善を要求する「ラッピングバスデモ」をはじめ、行政安全部、保健福祉部、女性家族部など関連省庁や、全国広域自治体、基礎自治体、与野党担当者に対し要求事項を盛り込んだ文書をファクスで送るデモを行ったと記事は伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「結婚式場は何かとお金を要求してくるよね」「政府を信じて延期した人がもっと大きな被害を受けてる」「結婚式場の規定も現状に合わせて変えるべき」と同調の声が上がるも、「政府は悪くない。本人のミス」「このご時世に結婚式は絶対に挙げなきゃならないもの?政府のせい?」「コロナ禍の状況を知ってて結婚式を挙げること自体問題」「結婚式を簡素化すればいいこと」など厳しい意見が目立つ。

また、韓国の結婚文化に関連して「ささやかな結婚式を挙げよう。韓国の結婚文化も変わらなければならない」「結婚文化自体が変わる時。これからは親族や親しい友人などだけを呼んで自費でパーティーを開いた方がいい」という変化を求める声も上がる中、あるユーザーからは「結婚式以前に、不動産価格の暴騰で結婚もできない」と韓国社会の問題点を指摘するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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