親指がぱっくり…東京五輪チャンピオンが試合中に負傷、中国メーカーのシューズが原因か―中国メディア

Record China    2021年9月10日(金) 20時20分

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中国で行われている全国運動会のバドミントン女子団体で、東京五輪で金メダルを獲得した陳雨菲が試合途中に足を負傷。中国メーカーのシューズが原因ではないかとの声が上がっている。

中国で行われているスポーツの全国大会・全国運動会のバドミントン女子団体で、東京五輪で金メダルを獲得した陳雨菲(チェン・ユーフェイ)が試合途中に足を負傷した。中国メーカーのシューズが原因ではないかとの声が上がっている。中国メディアの観察者網が伝えた。

9日、浙江省チームのメンバーとして出場した陳は、福建省チームの韓悦(ハン・ユエ)との試合の第2セット途中に突然、中断を要請。右の靴を脱ぐと靴下に血が染みており、親指の先にはぱっくりと開いたかなり深い傷ができていた。陳は処置を受け、靴を履き替えて試合に戻り、何とか勝利した。

試合後、陳は「シューズの先端が突然割れて、糸かワイヤーか分からないもので足の指を切られた。靴を履き替えた後は少し良くなった」と語った。記事によると、陳が履いていたのは中国の大手スポーツメーカー・李寧がバドミントン競技専用に開発したシューズで、つま先部分に「TUFF TIP」と呼ばれる耐摩耗素材が使用されているという。

ネット上では、李寧のシューズが原因で陳が負傷したのではとの批判の声が上がった。観察者網の記者が同社に電話を掛けたものの、つながらない状態が続いているという。また、「李寧バドミントン」の微博(ウェイボー)アカウントには批判が殺到したためか、「承認済みのコメントのみが表示される状態」に切り替わっているとのこと。なお、記事は「現段階では陳のけがとシューズとの具体的な因果関係は明らかになっていない」としている。

李寧はスポンサーとして多くのアスリートに製品を提供しているが、これまでにもその品質が問題になったことがある。

記事によると、中国プロバスケットボールリーグ(CBA)2016-17シーズンに、リーグ指定のスポンサーの李寧のシューズを着用しなかった2選手が処分された。選手らは「李寧のシューズを履くとけがをする」と主張したが、バスケットボール協会は「ほとんどの選手が李寧のシューズを履いてプレーしているが問題ない。李寧のシューズで負傷リスクが高まるという現象はない」との見解を示していた。

さらにその後、李寧のシューズを履いて試合に臨んだ易建連(イー・ジエンリエン)が途中でシューズを投げ捨て、ライバル社のナイキのシューズに履き替えたことも物議を醸した。バスケットボール協会は易に1試合の出場停止、所属チームに5万元(約85万円)の罰金を科した。国営メディアからも批判を受けた易はSNSで謝罪を表明したが、靴を履き替えたのは足に痛みがあったからだと明かしていた。(翻訳・編集/北田

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