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中国紙・環球時報(電子版)は13日、ドイツ誌フォークス(電子版)の報道を引用する形で、「中国人は10~20年後にはもう車を買わなくなる」とする記事を掲載した。
中国紙・環球時報(電子版)は13日、ドイツ誌フォークス(電子版)の報道を引用する形で、「中国人は10~20年後にはもう車を買わなくなる」とする記事を掲載した。以下はその概要。
私たちドイツ人は中国人から何を学ぶことができるのか。または何を学ばなければならないのか。デジタル化された世界ではあらゆるものが速いスピードで変化している。個々の企業は、どんなに巨大であっても単独で未来をつかむことはできない。例えば、インテリジェントな道路はインテリジェントな車よりも重要だ。
筆者は、自動車部品世界最大手ボッシュの中国法人から、ソフトウエアがハードウエアよりも重要である理由と、「チャイナスピード」が世界の他の地域に大きな影響を及ぼしている理由を学んだ。
ボッシュの中国法人の従業員数は6万人で、同社の全世界の従業員数の7分の1強を占めている。その数はすぐに増えるかもしれない。中国政府が国内の技術進歩を推進しているためだ。
中国は、交通状況を監視するカメラや道路状況を認識する気象センサーなど、車両のテクノロジーを可能な限りシンプルにしようとしている。中国各地では各種のデータが継続的に収集されている。データは将来的に一元的に分析され、クラウド内の車両が利用できるようになる。最終的に、欧州の自律コンピューティング車と同じ結果、すなわち安全でトラブルがなく、労力が大幅に少なくなる移動を達成する。クラウドベースのシステムは、交通渋滞を防ぐために、交通の流れを自動的に制御および最適化することもできるようになるだろう。
新しい技術に対する開放的なアプローチが中国の最大の優位性だ。10~20年後には中国人はもう車を買わなくなるだろう。すべてのものがネットワーク化され、モバイルバッテリーから自転車、車に至るまで、すべてのものが共有され、いつでもどこでも利用可能になる。(翻訳・編集/柳川)
高野悠介
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