Record China 2021年9月14日(火) 17時20分
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13日、環球網は、アフガニスタンで日本のために働いてきた現地人4人が自力で脱出し、日本に到着したことについて「日本のネットでは政府に対する不満の声が上がっている」と伝えた。写真はアフガニスタン。
2021年9月13日、中国メディアの環球網は、アフガニスタンで日本のために働いてきた現地人4人が自力で同国を脱出し、日本に到着したことについて「日本のネットユーザーからは政府に対する不満の声が上がっている」と伝えた。
記事は、自衛隊によるアフガニスタンからの退避行動が失敗に終わり、現地で日本のために働いてきた現地人を誰1人として退避させる事ができなかったとしたうえで、外務省が12日に、国際協力機構(JICA)アフガン事務所の現地職員とその家族の計4人が日本に到着したことを発表したと伝えた。
そして、4人は8月23日に日本政府が自衛隊を現地に派遣して退避行動を行うことを決定する前に、自らの力により陸路でアフガニスタンから隣国のパキスタンに脱出することに成功、パキスタンで日本政府の支援によってビザを取得するとともに航空機の手配が行われ、今月12日夜に成田空港に到着して現在新型コロナの隔離観察を受けているとした。
その上で、4人が危険を冒して自力でアフガニスタンを脱出したことについて、日本のネットユーザーから日本政府に対する不満が出始めていると紹介。「陸路による脱出が具体的にどんな状況かはわからないが、非常に困難だったことは間違いないだろう」「外務省の直属機関であるJICAでこのような状況が起きたというのは、本当に恥ずかしい」「現地のアフガン大使館を早々に引き払って逃げ出したという、日本政府の判断ミスだ」といったコメントが寄せられたと伝えた。
さらに「日本への避難を求めた人たちに、日本政府からどんなひどい仕打ちを受けたかをはっきりと語ってほしい。菅義偉首相はアフガン問題に関心が薄く、(政治家たちは)日夜自民党総裁選の活動に明け暮れている。彼らには、自らの境遇について赤裸々に話してもらいたい」とするネットユーザーもいたと紹介している。
記事は、タリバンによる首都カブール制圧後、日本のために働いていたアフガニスタン人とその家族を避難させるため、日本政府が8月23日に自衛隊を派遣して退避行動を行う決定を下したものの、実際に同国から脱出させられたのは日本人1人と米国指定のアフガニスタン人14人に留まっていたと伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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