オンラインデリバリー利用者4.69億人、代行サービスがものぐさ経済を推進―中国

人民網日本語版    2021年9月14日(火) 13時50分

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1日3回の食事から新鮮な野菜、日用品から医薬品まで、今やデリバリーサービスが人々の暮らしの多くの面をカバーするようになった。

1日3回の食事から新鮮な野菜、日用品から医薬品まで、今やデリバリーサービスが人々の暮らしの多くの面をカバーするようになった。中国インターネット情報センター(CNNIC)がこのほど発表した第48回「中国インターネット発展状況統計報告」によると、2021年6月末現在、中国のオンラインデリバリー利用者の規模は4億6900万人に達し、20年12月末に比べて4967万人増加し、各種の応用の調査で増加率が最も目立っている。新華社が伝えた。

家に帰ってテレビを見ようと思い、まず新鮮なカットフルーツを注文する。外に出てモバイルバッテリーを忘れた時は、急いでデリバリーで1つ調達すれば、バッテリー切れを心配しなくて済む。今や「デリバリー」の概念はどんどん広がりを見せ、産業のカバーする内容がより多様化している。

美団のアプリを開き、短時間で商品を届けるサービスの美団閃購を選び、アルコール・飲料品・おやつ、果物・野菜、花・緑色植物、ペット用品、ベビー・マタニティー用品、医薬品、電子書籍などを注文すると、どれも30分から2時間以内に家まで届けてくれる。データによると、今年第2四半期(4-6月)には、美団閃購の取引量と取引金額がどちらも前年同期比140%以上増加した。うち、花と医薬品が高い増加率を維持し、引き続き他の品目を引き離した。デリバリーは商品を届けるだけでなく、サービスも届けてくれる。美団の「お使い」サービスでは、「依頼者に代わって受け取る・送り届ける」と「購入を補助する」が2大サービスで、利用者が忙しくて手が回らない時、急いでいる時、時間・手間・労力を節約したい時に、同じ都市の中であれば利用者に即時配送サービスを提供する。時間的にあまり余裕のない人がごたごたした雑用から開放され、ゆとりをもって生活できるようになることが狙いだという。

オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」では、医薬品のデリバリーの注文量が今年7月と8月にはそれぞれ前月比10%増加し、前年同月比では130%増加した。Elemeは大手薬局と共同で「深夜のミニ薬局」サービスを打ち出し、全国500以上の都市の薬局5000店近くが24時間健康救急配達サービスを提供するようになり、真夜中に薬が必要になった利用者のニーズに応えている。

インターネット小売プラットフォームが消費者に食品・飲料品、野菜・果物、花・ケーキ、医薬品・ヘルスケア用品、ホーム用品・日用品、デジタル商品の即時宅配サービスを提供し、これは即時小売とも言われている。通常は注文が入ると30分から2時間以内で、バイクに乗った配達員が家まで商品を届けてくれる。

新型コロナウイルス感染症対策期間中には、生鮮食品と医薬品をはじめとする即時配達業務が飛躍的に発展し、飲食品のデリバリーと協力して人々に利益をもたらし、経済を安定させる役割を果たした。市場調査会社の艾瑞諮詢(iResearch)が発表した「2021年中国即時小売産業研究報告」によると、需要サイドから見ると、消費者が即時小売プラットフォームで購入したい商品の比率は相対的にバランスがよく、いろいろな商品に対して即時の消費ニーズがある。供給サイドから見ると、現在の現地の生活サービスはすでに飲食品のデリバリーから新鮮なフルーツ、ホーム用品・日用品、花・ギフト用品、医薬品・ヘルスケア用品、図書・文化クリエイティブ製品など各種類の商品のデリバリーへと広がり、即時小売シーンはスーパー、コンビニ、薬局、書店などオフラインのシーンもカバーするようになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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