人民網日本語版 2021年9月15日(水) 20時50分
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中国ではここ数年、トークショーの人気が一気に高まりを見せている。
中国ではここ数年、トークショーの人気が一気に高まりを見せている。一部のトークショーを取り扱った番組がヒットを飛ばすのにつれて、スタンダップコメディーなどのトーク系コメディのスタイルに対する注目もますます高まりを見せ、番組に出演するタレントの知名度も急上昇している。また、トークショーを取り扱った番組が、オフラインのトークショーの発展を牽引し、トークショーを好み、それに対する理解を深めようとしている若者が増え始めている。これらの若者は、日中忙しく働いた後、夜になると小さな劇場に行って、生活の中であった出来事を面白おかしく話すタレントのトークショーを聞き、思いっきり笑ってストレスを解消している。人民日報海外版が伝えた。
友人らと集まって、互いに面白おかしいことを話し、楽しかったことを共有したり、嫌なことを笑って吹き飛ばしたりするというのが、多くの人にとって生活の一部となっている。それも、トークショーを取り扱った番組が近年、高い人気を集めている主な原因の一つだ。以前とは異なり、中国人も自信をつけ、善意のジョークや皮肉、ツッコミなどを受け入れる心の余裕ができている。こうした状況は、若者には特にはっきり見られる。8月に閉幕したばかりの東京五輪で、「00後(2000年以降生まれ)」の選手は、勝っても負けても落ち着いた表情で笑みを浮かべ、観戦者も勝ち負けで一喜一憂したりするのではなく、試合を楽しんで観戦していた。これらはいずれも中国の今の若い世代の自信にあふれ、リラックスしている心の状態の表れと言えるかもしれない。
また、トークショーを取り扱った番組が人気となっているもう一つの理由は、若者らの暮らしに焦点を当てている点だ。現在人気となっているトークショーを取り扱った番組は、より生活に身近な内容にするために、スタンダップコメディアンなどのトークを専門にしているタレントを出演させているほか、垣根を越えてさまざまな業界の人々をゲストとして呼んでいる。そして、より暮らしに身近な、暮らしにまつわるテーマを選び、結婚や男女、家庭、健康、職場といった現実社会の話題にスポットを当てている。このように誰もが日々の暮らしの中で経験することは、いずれもトークショーのテーマにすることができる。そして、いろいろな事柄に対する、いろいろな考え方を、面白おかしく話しながら、共鳴し、共感を覚え、共通の認識を形作っていく。実際の暮らしと融合させながら、トークショーは多種多彩な中国の青年文化をも描き出している。
若者がそれを見て楽しみ、リラックスできるかが、トークショーを取り扱った番組が生き残るためのカギで、面白いだけでなく、意義の有無によってその価値も決まる。中国では新たなジャンルであるトークショーを取り扱った番組というのは、視聴者やユーザーの監督が必要で、批判されたり、提案されたりしながら、少しずつ調整していかなければならない。そして、健全な内容や芸術的表現、温かみのある観点などを通じて、社会の主流価値と最大限共存し、その質を高め、息の長い番組にしなければならない。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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