日本が教科書から「従軍慰安婦」などの表現を削除、中国「歴史的罪責を逃れる企て」

人民網日本語版    2021年9月14日(火) 16時50分

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日本が「従軍慰安婦」や「強制連行」という表現を教科書から削除したことについて、中国外交部の趙立堅報道官は「歴史をあいまいにし、歴史的罪責を薄め、逃れる企てだ」と述べた。

日本が「従軍慰安婦」や「強制連行」という表現を教科書から削除したことについて、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は13日の定例記者会見で、「日本はまたしても教科書において言葉遊びを弄した。これは歴史をあいまいにし、歴史的罪責を薄め、逃れる企てだ」と述べた。

【記者】共同通信によると、日本の文部科学省は8日、「慰安婦」問題や第二次世界大戦時の朝鮮半島からの労働者「徴用」に関する表現に関して、教科書会社5社から「従軍慰安婦」や「強制連行」という表現の削除や変更の訂正申請があったことを発表した。これには、現在使用中の教科書も、来春から使用される教科書もある。中国としてコメントは。

【趙報道官】慰安婦の強制徴用は日本軍国主義の犯した人道に対する重大な罪だ。この歴史的事実には動かぬ証拠があり、否定は許されない。日本はまたしても教科書において言葉遊びを弄した。これは歴史を曖昧にし、歴史的罪責を薄め、逃れ、侵略の歴史を徐々に否認し、歪曲する企てだ。この件によって、侵略の歴史に対し日本が長年にわたって取ってきた間違った不誠実な態度と行為が改めて明らかになり、被害国国民の感情が再び傷つけられた。平和を愛する全ての人々は決してこれを許さないだろう。国際社会は引き続きこうした動きを厳しく防止し、正していく必要がある。

日本は侵略の歴史を誠実に正視して反省し、軍国主義と明確に一線を画し、慰安婦強制徴用など歴史の残した問題を誠実で責任ある姿勢で適切に処理し、実際の行動によってアジア近隣諸国と国際社会の信頼を得るべきだ。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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