北方領土返還を祈るモニュメントに「奪還」の落書き、日本のネット民「一度手放したものは戻ってこない」―中国メディア

Record China    2021年9月16日(木) 9時20分

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14日、環球網は、北海道根室市の北方四島返還を願うモニュメントに落書きされているのが見つかったと報じた。写真は落書きが見つかったモニュメント。

2021年9月14日、中国メディアの環球網は、北海道根室市の北方四島返還を願うモニュメントに落書きされているのが見つかったことについて、日本のネットユーザーから「一度手放したものは戻ってこない」との声が上がっていると報じた。

記事は、同市にある北方領土返還祈念のモニュメント「四島(しま)のかけ橋」に白いスプレーで「奪還」と落書きされているのが13日に見つかったと紹介。またモニュメントのそばにあり、1972年に返還された沖縄県の波照間島で採火されて運ばれた「祈りの火」がともる灯火台にも同じように「奪還」の文字が落書きされていたと伝え、現地警察が器物損壊事件として捜査を進めているとした。

そして、この件について日本のネットユーザーから「言ってしまえば、ロシアが北方領土を返還すればこのような事件は起こらなかった。速やかに北方領土を返還せよ」といったコメントが寄せられたことを伝えている。

一方で、「日本は第2次世界大戦でドイツ、イタリアと同盟を結び、負けると分かっていながら開戦した結果、北方領土を奪われた。本当に奪還したいなら、玉砕覚悟で北方領土に行ってロシア政府に抗議せよ。それができないなら黙っていろ。警察や自治体に迷惑を掛けるな」「日本は明確に千島列島の所有権放棄を表明した。放棄したものが後に惜しくなっても、手放したものは戻ってこない」など、北方四島の返還に悲観的な見方を示す日本のネットユーザーも見られたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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