訪韓した中国外相、米中間で板挟みの韓国に”警告”=韓国ネット「厳しい」「こんなこと言われるなんて…」

Record China    2021年9月16日(木) 12時20分

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15日、韓国・世界日報は、10カ月ぶりに訪韓した中国の王毅外相が韓国に対し「警告メッセージを送った」と伝えた。写真は韓国大統領府Facebookアカウントより。

2021年9月15日、韓国・世界日報は、10カ月ぶりに訪韓した中国の王毅外相が、韓国に対し「警告メッセージを送った」と伝えた。

記事によると、訪韓中の中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相は同日午前、ソウルの外交部庁舎で鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と会談を行った。会談後、王外相は取材陣に対し、「韓国が米国寄りだ」という一部の評価について「米国側に傾いたのか、中国側に傾いたのか、韓国に問わなければならない」と答えた。また「ただひとつだけはっきりしていることがある」とした上で「中国と韓国は切っても切れない隣人であり、切っても切れないパートナーとして友好的な関係を維持しなければならない」と述べたという。これについて記事は「中韓が切っても切れない関係にあるという点を認識し、米中間でどちらに近づくべきかを韓国が自ら考えなければならない、という一種の警告メッセージだ」と分析している。

王外相はまた、米国議会が最近、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド5カ国の機密情報共有同盟体「ファイブ・アイズ」に韓国などを追加する案を検討したことについても言及し、「完全に冷戦時代の産物だと考える。時代遅れだ」と批判した。

その後、王外相は大統領府に移動し文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談を行った。文大統領は会談の席で「朝鮮半島平和プロセス推進における中国の役割と寄与を評価する」とし、「今後も韓国政府は中国を含む国際社会と共に朝鮮半島の非核化と平和定着のために努力していく」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「自分たちが何か言われたときは『内政干渉するな』って批判するくせに、他人には厳しいね」「文大統領が中国の子分みたいに振る舞っているから、中国は親分だと勘違いしてるのかな」と中国への批判的な声が相次ぎ、「中国とはソーシャルディスタンスをとるべき」「中国と親しくしたところでいいことなどない」「柔軟な外交をお願いしたい。国家の利益が最優先」と訴える声が上がっている。

その他にも「米中どちらか選ばなければならないとしたら、当然米国」「日米韓同盟を強化しよう」「日米中を相手にするには文大統領じゃ無理」「こんなこと言われるなんて…。これが韓国の現状?」などの声が見られた。(翻訳・編集/松村)

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