人民網日本語版 2021年9月19日(日) 5時40分
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王徳順さん(85)はこの8月に、また一つ夢をかなえた。それは、小型飛行機を操縦して青空を飛び回るという夢だ。
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王徳順(ワン・ダーシュン)さん(85)はこの8月に、また一つ夢をかなえた。それは、小型飛行機を操縦して青空を飛び回るという夢だ。「飛行機で青空を飛び回るというのが僕の夢。一つの夢に向かって、一生懸命頑張ればかならず成果を手にすることができる」と王さんは話す。
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王さんは俳優だが、俳優業以上により素晴らしいのは、勇気をもって何事にも取り組むその姿勢だ。王さんは44歳の時に英語を習い始め、50歳の時に体を鍛え始め、65歳の時に乗馬、78歳の時にバイクの運転を学び、79歳の時にはファッションショーのランウェイを歩いた。このように常にいろんなことにチャレンジし続けてきた王さんの歩みは、ネット上で大きな話題となり、「中国で最高にイケてるおじいさん」と呼ばれるようになった。王さんは以前、「したいという気持ちさえあれば、何歳でも遅くない」と語ったことがある。そして、子供の時に抱いていた「パイロット」の夢が数年前、王さんの心で再び芽生え、迷うことなく夢を実現するための努力を始めたという。
王さんは「50~60年ずっと抱いてきた夢。だから、飛行機の操縦を習わねばと思った。まだできると思っていた」と振り返る。飛行機の操縦技術を学ぶには、年齢制限こそないものの、身体検査をクリアしなければならない。それでも、長年体を鍛え続けてきたかいもあり、王さんの身体的な各指標は全て基準をクリアしていた。
操縦を学ぶ資格を得た王さんは、いろんな所に問い合わせ、密雲空港のインフラは整っており、飛行できる空間が広く、飛行クラブもたくさんあることを知ると、そこで操縦を学ぶことを決めた。
飛行機の操縦というのは一朝一夕でできるようになるものではない。まず、基礎理論をしっかり学んでからでなければ、実際の操縦の練習を始めることはできない。これは王さんにとって高いハードルとなった。それでも、王さんが夢をかなえることができるようにと、飛行クラブは王さんのためにレッスンチームを立ち上げ、彼の状況に即した特別学習プランを立てた。
そして飛行場も全面的に協力した。例えば、地上サービス、飲食、宿舎などの面で、思いやりに満ちたサービスを提供し、王さんが夢をかなえることができるようできる限りサポートした。こうしていろんな人の協力もあり、王さんは予定通りに、第一段階の理論学習をクリアし、飛行に必要なポイントをマスターした。そして、8月初め、実際の操縦の練習の段階に入った。
テスト飛行に何度も成功するうちに、王さんは自信を増し、ぎこちなかった操縦が、安定して飛べるようになり、上昇してカーブすることもできるようになっていた。そして操縦のコツを次第につかみ、その訓練もますます難易度を増していった。8月17日に飛行の第一段階のレッスンが無事終わり、王さんは子供の時の夢をついにかなえた。そして、王さんは小型飛行機を操縦して、長年夢に見ていた青い空を飛び回った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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