北斗衛星がバージョンアップ、携帯の電波がなくても救助要請が可能―中国

人民網日本語版    2021年9月20日(月) 9時30分

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湖南省長沙市で16日、第1回北斗大規模応用国際サミットが行われた。

湖南省長沙市で16日、第1回北斗大規模応用国際サミットが行われた。国防科技大学の北斗チームはその席上で、「同チームが打ち出した北斗ショートメッセージ体制強化新技術により、ユーザーは一般的なモバイル通信の電波が届かない地域にいるか、通信基地局が壊れた場合でも、携帯電話で双方向通信が実現可能になる。この機能は震災救助、遠洋漁業、緊急通信、指揮調整などの作業にとって極めて重要だ」と発表した。新華社が伝えた。

今回発表された北斗ショートメッセージ体制強化新技術は、情報伝達の高い安全性、低いエネルギー消費量、高い通信速度を実現した。高い安全性の面では、新技術は情報伝達にもう一着の「鎧」を着せた。各ユーザーに届く電波には独特な身元確認の「指紋」がある。同時にショートメッセージサービスは低エネルギー消費の一般応用分野に進出し、小型化IoT(モノのインターネット)端末の使用をサポートする。高速の面では、システムは高情報伝達の業務体制を設計し、音声・画像などの高価値データの伝送業務を拡大した。

国防科技大学北斗ショートメッセージチームの責任者である李井源(リー・ジンユエン)氏は、「このことは、携帯電話さえあれば、地上のモバイル通信電波がなくても、誰もが北斗衛星を通じ救助要請などの緊急メッセージを送信できることを意味する。北斗3号ショートメッセージ基本業務と比べると、ショートメッセージ体制強化の情報伝達速度は10倍上がっている。救援現場などの画像・音声情報もスピーディーに送信できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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