習主席、SCOとCSTO加盟国のアフガン問題に関する合同サミットに出席

CRI online    2021年9月18日(土) 20時0分

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習近平国家主席は17日午後、上海協力機構(SCO)と集団安全保障条約機構(CSTO)加盟国によるアフガニスタン問題に関する合同サミットに北京からビデオ形式で出席し、重要な談話を発表しました。

習近平国家主席は17日午後、上海協力機構(SCO)と集団安全保障条約機構(CSTO)加盟国によるアフガニスタン問題に関する合同サミットに北京からビデオ形式で出席し、重要な談話を発表しました。

習主席は談話の中で、「最近、アフガン情勢には根本的な変化が発生し、国際情勢や地域情勢、安全性と安定性に重要な影響を及ぼしている」と指摘したうえで、「上海協力機構と集団安全保障条約機構の加盟国はいずれもアフガンの近隣国であり、いずれも運命共同体で、安全共同体でもある。カギとなる時期において共に役割を果たし、黄金よりも貴重な平和と安定を共に維持していくべきだ」と指摘しました。

習主席はまた、「一国のことはその国の国民が決め、世界のことはみんなで相談し合って決定すべきだ。私たちはアフガン各民族の人々に自らの国の前途と運命を掌握させるべきだ。上海協力機構と集団安全保障条約機構の加盟国は独自の優位性やそれぞれの影響力を発揮し、アフガン問題の政治的な解決という方向性を堅持し、アフガンの混乱を止め、安定を回復させ、平和と回復の道を歩むことを後押ししていく。最終的に、この地域の普遍的な安全、共同安全、協力の安全、長期的な安全を実現させていくべきだ」と強調しました。

習主席はまた、3つのアドバイスとして、「第一に、アフガン情勢の早期かつ安定的な移行を推進することだ。アフガン国内の各当事者が対話を通じて一日も早く包容的な政治面のやり取りを達成することを支持し、引き続きアフガン国内のテロ組織の動向に注目し、アフガンの関係側が断固としてテロ組織に打撃を与えるよう促していく。表面においても、根本においても徹底的に根絶させ、アフガンに巣食うテロリストが周囲を襲うことを防いでいく。第二に、アフガンと接触し、対話を展開することだ。理性的かつ実務的な角度から、アフガンの各側と対話し、新政権がより開放的かつ包容的なものになることや、穏やかな内外政策を実行し、世界各国、特に周辺の隣国と友好的に付き合えるよう導いていく。第三に、アフガンの人々が難関を乗り越えることに協力していくことだ。適時にアフガンへの人道支援や新型コロナの予防・抑制に関する援助を提供すべきだ。中国はすでに緊急支援物資の早期発送を公表し、また、さらなる多くの援助を提供し続けていくことを表明した。一部の国はアフガンの難局の張本人としてこれまでの教訓を汲み取り、アフガンの将来の発展について背負うべき責任を取るよう主張する」と述べました。

習主席は最後に、「中国は各国と意思疎通と協調を強化し、手を携えて努力し、アフガン人民が明るい未来へ歩んでいくことや、この地域の恒久的な平和と安定の維持を支持していく」と強調しました。

なお、このサミットはタジキスタン大統領が主宰し、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、ベラルーシ、イラン各国の大統領、パキスタンとアルメニア両国の首相がサミットに出席しました。ロシア大統領とインド首相がビデオ形式で出席しました。中国からは王毅国務委員兼外交部長が習近平主席の特別代表として現地で出席しました。(提供/CRI

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