日本の若者の「親ガチャ」論に、中国ネット「実は親にとっては『子ガチャ』」

Record China    2021年9月23日(木) 8時20分

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日本の若者の間で流行している「親ガチャ」という言葉が中国でも紹介された。中国のネットユーザーの反応は?

日本の若者の間で流行している「親ガチャ」という言葉が中国でも紹介された。

「親ガチャ」とは、子どもの出来は親の職業や家庭環境によって決まると考え、子どもは親を選ぶことができず、どんな親に当たるかは運次第という気持ちを、何が出るか分からないカプセルトイの「ガチャ」に重ね合わせて表現した言葉だ。

中国メディアの海外網は、日本の若者から「貧困家庭に生まれ、学費が払えないから若いうちから働きに出ている」「自分の背が低いのは両親の遺伝で親ガチャに外れた」などの声が出ていることや、専門家から「日本では近年、階級の固定化が進んでおり、どんなに努力しても現状を変えることはできず、親のせいにする若者が増えている」との指摘があることを紹介した。

この「親ガチャ」という概念について、中国のネットユーザーからは「遺伝子と環境が重要」「中国にも『原生家庭』(大人として独立するまでを過ごす家庭。親の影響を多分に受けるという意味)という言葉がある。すべての問題はここから生まれる」「どんな家庭に生まれるかは確かに一定程度子どもの一生を左右する。これは日本だけじゃなくどこでも一緒。若者のここが悪いあそこが悪いと言わないでほしい。社会をこんな風にしたのは若者ではない」などの声が寄せられた。

一方で、「運も実力のうち」「実は親にとっても『子ガチャ』」「金持ちの家庭に生まれなかったからと親をうらむのか?お前たちを平和な時代に産んでやったのが間違いだったよ」「人類はずっとこういう循環を繰り返してきた。日本は1950~80年代、階層が流動しやすい時代で、発展してきた今は固定化された。でも日本人は世界の大多数の国と比べれば幸せな方だろう」などの意見も寄せられている。(翻訳・編集/北田

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