2021年9月21日、韓国・ソウル経済は、Netflix（ネットフリックス）オリジナルシリーズ「イカゲーム」が、韓国ドラマとして初めて米国でランキング1位を記録したと伝えた。

記事によると、米Netflixで今月17日に公開された「イカゲーム」が21日（現地時間）、前日まで1位だった 米ドラマ「セックス・エデュケーション」を抜いてTV SHOW部門でランキング1位になった。これまでに韓国ドラマが記録した最高順位は、昨年公開された「Sweet Home～俺と世界の絶望～」で3位だったという。

「イカゲーム」は米国以外にも韓国、香港、タイ、台湾、ベトナムなど東アジア地域をはじめ、サウジアラビア、カタールなど中東地域、メキシコ、ペルーなど中南米地域でも1位を占めたという。英国、フランス、ドイツなどでは2位だった。

「イカゲーム」は広大な空間に閉じ込められた人々が、456億ウォン（約42億円）の賞金をかけて命懸けで繰り広げるサバイバルゲームを描いた作品だ。

これを受け、韓国のネット上では「『もし自分だったら…』と考えさせられ、引き込まれる作品」「韓国ドラマはいつも恋愛モノばっかだったけれど、こういう素材は新鮮で面白い」「これまでの地上波では考えられなかった作品。これを機にもっと多様化してほしい」「シナリオは10年前のもの。ついにドラマ制作が決まったと聞いてウルっときた。執念がすごい」など称賛の声が上がっている。

一方で「最初の展開は悪くないけど、結末は韓国的で陳腐。竜頭蛇尾」「残忍なシーンを除けばいいと思う」「斬新な素材だけど完成度は微妙」と辛口コメントも寄せられ、「『カイジ』の亜流作」「『神さまの言うとおり』のマネ」「『バトル・ロワイアル』にも似てる」など「日本ドラマや映画をいろいろ混ぜたちゃんぽん作品」と指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/松村）