Record China 2021年9月25日(土) 16時10分
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日本の特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」が、中国の動画配信サイトから一斉に姿を消したことが分かり、ネットでは冤罪を主張する声も多く上がっている。
日本の特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」が、中国の動画配信サイトから一斉に姿を消したことが分かり、ネットでは冤罪(えんざい)を主張する声も多く上がっている。
過去に中国でも流行語を生んだ人気ドラマ「ウルトラマンティガ」について、騰訊視頻(テンセント)、優酷(YOUKU)、愛奇芸(iQiyi)、bilibiliなど大手をはじめとする動画配信サイトで視聴できなくなっていることが24日、複数のネットユーザーが声を上げたことで明らかになった。ニュースサイトの新浪(SINA)によると、優酷では取材に対して「内部調整のため」と理由を説明している。
「ウルトラマンティガ」以外にも、日本のアニメ「神様になった日」や中国の国産アニメも動画サイトから視聴不可能になっているが、この措置については子供や青少年への影響を考慮したものではないかとみられている。
今年4月、中国・江蘇省消費者権益保護委員会が発表した報告では、21作品のアニメや子供向け番組について、暴力・犯罪・危険行為につながる1465点の問題点があったと記載されている。この中には「ウルトラマンティガ」をはじめ、アニメでは「名探偵コナン」や「熊出没 Boonie Bears」、ドラマ化でも話題の「魔道祖師」「天官賜福」などといった人気作品が含まれている。発表された当時、日刊紙・新華日報では子供がアニメ作品を真似た死亡事故など、全国で発生した具体例を挙げていた。
「ウルトラマンティガ」は現在の若者世代が子供時代にとりこになり、今の子供たちの間でも人気の高い作品。それだけに視聴不可を報じる新浪のニュース記事には、45万件を超えるコメントが集まるほど反響が大きく、多くの人が冤罪を訴えている。「あの作品のどこに問題があるのか逆に知りたい」「ろくにしつけもできない親が、アニメのせいにするのを許していたら、永遠に終わらない問題となる」「言った者勝ちにしてはいけない。クレームを挙げる保護者をしつけるべきだ」などといった意見が集まっている。(Mathilda)
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