朴大統領を容赦なく罵倒する北朝鮮、国際社会から孤立するのは当然―中国メディア

Record China    2014年5月20日(火) 6時30分

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19日、中国のコラムサイトにこのほど、「北朝鮮の罵倒語録」に関する記事が掲載された。写真は北朝鮮。

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2014年5月19日、中国のコラムサイト・捜狐評論にこのほど、「北朝鮮の罵倒語録、『農婦』から『売 春婦』まで」と題した記事が掲載された。

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オバマ大統領のアジア4カ国歴訪で最も大きな反応を示したのは、訪問先の国々ではなく北朝鮮だった。北朝鮮の祖国平和統一委員会は韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領を「気まぐれな売 春婦」、オバマ米大統領を「ぽん引き」と呼んで攻撃した。

このように侮辱的言葉を用いて韓国の女性大統領を公然と非難する北朝鮮の姿勢は、あまりにも現実離れしている。北朝鮮は3月にオランダのハーグで行われた日米韓3カ国首脳会談でも、朴大統領を「いい加減なことを言う農婦」と批判した。こうした言葉だけを見れば、北朝鮮の政治は部族時代にまで後退したと言えるだろう。

北朝鮮が発する言葉は常に危険性をはらんでいる。外界の人間にとって、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の言葉から論理性を見出すことは非常に困難だ。金書記自身も自分が一体何を言いたいのか分からないのかもしれない。

金書記の言葉は「挑発、威嚇、侮辱」という3つのカテゴリーに分類できる。これらをさまざまな場面に応じて使い分け、タフな自身のイメージを作り上げようとしている。「ソウルを火の海にする」というのは北朝鮮がよく使う脅し文句だ。挑発や威嚇は外交上の駆け引きでも見かける状況だが、それは通常「文明的」なものであり、北朝鮮のように核の脅威をちらつかせて脅すような野蛮なものではない。

北朝鮮のイデオロギーはウソに満ちており、長期間におよぶ軍事的思考が言語の細部にまで浸透しているため、言葉による攻撃はその力を増している。国内政治は侮辱的言葉によって成り立っている。処刑後の張成沢(チャン・ソンテク)氏に浴びせた数々の罪状がいい例だ。

北朝鮮のイデオロギーには敵と味方しかいない。そして敵は「人間ではない」とみなされる。だからこそ、朴大統領をあれほど侮辱できるのだ。核兵器と言葉による攻撃、この2つがあれば、北朝鮮が国際社会から孤立する十分な理由になるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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