中国人はあまりに善良すぎた!日本を崇拝する「媚日」文化が氾濫した背景―中国サイト

Record China    2021年9月30日(木) 11時20分

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中国のニュースサイト・観察者網に28日、「精日の挑発に対しては、拘留程度では全然足りない」と主張する文章が掲載された。

中国のニュースサイト・観察者網に28日、「精日の挑発に対しては、拘留程度では全然足りない」と主張する文章が掲載された。

「精日」とは「精神日本人」のことで、「自分は中国人ではあるが精神的には日本人である」と認識している人のことを指す言葉として登場したが、最近では「親日」を指すような場面でも気軽に使われるようになっている。

同文章はまず、先日、江蘇省南通市で発生した「精日」騒動に言及。リアガラスに中国語で「必勝 日本 総軍区731部隊」との文字が貼られた日本車が走っているとの情報を受け、交通警察が所有者を特定し拘束した。同車両には米国国旗も貼られていた。所有者の男性は安徽省亳州市出身の31歳で、同車両はネットで購入したと説明、警察は男性に対して15日間の行政拘留処分を科した。

文章は「31歳にもなってよくもまあこんなに頭が悪いものだ。白昼堂々731部隊のステッカーを貼り、中国人を挑発して、どんな満足感を得られるというのか」「中国で生まれ、中国で育ち、中国で生計を立てているにもかかわらず、自分を中国人だと思っていないようだ」などと批判した。

その上で、「15日間の拘留というのは『中華人民共和国治安管理処罰法』第26条の規定によると最長の期間であり、すでにかなり厳しい処罰に分類されるものだ」と指摘。2018年3月に南京大虐殺記念館で「挑発動画」を撮影した人物は8日間の拘留だったと振り返った。

一方で、「怒ったネットユーザーらは、このような精日に対して有罪どころか『豚かご沈め』(古代中国の不倫の罰。豚を運ぶ竹製のかごに入れ、水に沈める。軽犯罪の場合は体を沈め、重罪の場合は頭まで浸しておぼれさせる)をしてもやりすぎではないと考えている」とし、「15日の拘留で彼が悔い改めると信じる人は誰もいないだろう。彼の精神はすでに歪んでおり、根底には中国社会に対する憎しみが満ちている。彼が再び車で街に出ることは社会に脅威をもたらす」と主張した。

文章は、「日本の侵略者が徹底的に打ち負かされたにもかかわらず、なぜ精日という醜い存在が現れたのか」と疑問を提起。そして、「国交正常化後しばらくは健全な文化交流が続いていたが、90年代になると微妙な変化が表れ、一部の中国の知識人たちが日本を一方的に崇拝するようになり、人種の優劣までを論じるようになった。また、彼らは反省の名のもとに中国人のイメージをわざと醜く貶め、不衛生、無礼、マナーが悪いなどのレッテルを張る一方、日本人は優雅で礼儀正しく、責任感があり、規律を守り、勤勉であるとのイメージを作り続けた」と説明した。

また、90年代には四川省のある日系企業が中国の新聞に「最も美しい日本」をテーマとしたコンテストを立ち上げ、「大賞をもらえるかどうかは、誰が日本の歯が浮くように褒められるかどうかということだった」と指摘。これらが、「中国メディアに日本は美しいという概念を植え付けることになった」と論じた。

さらに、「日本を美化する上で文化は特に際立った役割を果たしている。ただ、中国人はあまりに善良すぎるため『日本に媚びた宣伝』だとはとらえずに、警戒心を緩めてしまったのだ」と主張。「媚日文化が氾濫し、中国人は自国に対する自信や誇りが低下し、嫌悪感さえ持っていたのに対し、日本に対しては条件反射的に好意を抱き、盲目的に崇拝していた」とした。

文章は「精日」を「クズ」と断じ、「日本への限りない崇拝が浸透しており、日本軍の軍服や軍刀までをありがたがっている。逆に南京大虐殺の犠牲者は愚弄し、侮辱する。今回のこのクズも同様だ。731部隊がわが国で何をしたのか、深い歴史の知識が必要だっただろうか?彼はただおかしいのではなく、周囲の中国人を挑発しようとしたのだ」と非難。「精日はネット上で威張り、寄り集まっているが、警察に捕まるとすぐに謝罪し、自分が間違っていたと認めるという共通点がある。精日が切腹するのを見たことがあるだろうか?」とした。

そして、「皇民にしろ、精日にしろ、その論理は中国人を軽蔑し、敵視し、否定し、極端な自虐によって自分を精神日本人に改造し、日本人以上に日本に忠誠を尽くすことだ」と指摘。親日家で知られる元湖北大学教授の梁艶萍氏(武漢市の作家・方方さんを支持したとして党籍はく奪)の名前を挙げ、「彼女の言論には驚き、恐怖すら感じる。靖国神社までも美化し、日本人の死者に対する尊重だとまで述べた。日本人は何をしても正しいと言わんばかりの媚びぶりである」と指弾した。

その上で、「日本人はトイレの水を飲む(ほどきれいに清掃する)こと、日本では一人の生徒のために駅を運営し続けたこと、東京の街にはごみ箱がないことなど、日本のメディアも気づかなかった些細なことが中国のネット上では異常に盛り上がった」とし、「媚日は産業となり、上は教授や専門家から下は小さなSNSアカウントまで、日本を美化し、中国を醜悪化することに余念がない。汚物がたまれば蚊やハエが発生する。精日にウジがわき、羽が生えて飛び回り、不快にさせる」と非難。「言論の自由とは、言いたいことを言っていいというものではない。ナチスのシンボルマークを貼ってイスラエルの市街地を走ってみたらどうなるか。反人類、反社会的な精日は社会のクズであるだけでなく、社会のガンでもある。根絶し、媚日文化の土壌も一掃せねばならない」と論じた。(翻訳・編集/北田

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