街角グルメのタニシ麺が日増しに人気、日常的な食習慣に―中国

人民網日本語版    2021年9月30日(木) 16時50分

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広西チワン族自治区柳州市で生まれた街角グルメのタニシ麺は、インターネットの発展に伴って日増しに人気が高まり、今では遠く20数カ国・地域でも販売されている。

広西チワン族自治区柳州市で生まれた街角グルメのタニシ麺は、インターネットの発展に伴って日増しに人気が高まり、今では遠く20数カ国・地域でも販売され、インスタントラーメンのような爆発的な売り上げの人気商品になった。北京青年報が伝えた。

「2021年タニシ麺業界発展白書」によると、新型コロナウイルス感染症の中で「おうち経済」が消費ニーズの変化を促した。20年以降、インスタント食品の消費者数が目に見えて増加した。便利ですぐに食べられるインスタント食品は消費の人気ジャンルになり、将来の食品市場の消費トレンドを牽引することも予測される。オンラインでのインスタント食品の詳細なジャンル分けに基づくと、タニシ麺はインスタントラーメンに次ぐ2番目の人気ジャンルになった。感染症対策が常態化の段階に入り、インスタント食品市場全体の増加率は鈍化したものの、タニシ麺はなお高い成長率を維持している。この傾向を駆動する主な要因は、消費者数の増加、客単価の増加、消費頻度の増加だ。同時に、平均消費頻度が年々増加していることから、消費者にとってタニシ麺を食べることがインスタントラーメンと同じような日常的な食習慣になりつつあることがわかる。

「タニシ麺を食べる自由」の時代が訪れ、タニシ麺はその「検索で人気が出やすい性質」、スターや人気者のおすすめを受けて、人気が上昇し続けている。特に20年以降は、インスタントタニシ麺メーカーの数が過去最高を更新した。

「麺を食べる」がしきりに話題になることから、タニシ麺は多くの人にとってぜひとも食べたいグルメになり、「あの濃厚な味わい」はもはや味覚への刺激を求めるだけではなく、自分に喜びを与え、ストレスを緩和する飲食スタイルの1つになった。調査によると、タニシ麺を口にする頻度は月に2~3回が最も多く、タニシ麺ファンの29%を占めた。タニシ麺を食べたくなる理由のトップは「あの味が無性に食べたくなるから」で60%を占め、「辛さに挑戦したいから」が2位、「友人に強くすすめられたから」が3位だった。タニシ麺を食べる目的のうち、「グルメを味わう」が最も重要なもので、他には「味覚を刺激する」、「食欲増進」、「お腹を満たす」などが挙がった。意外なことに、多くの人がタニシ麺を仕事や生活のストレスを解消する方法、日々のネガティブな感情から自分を開放する手段と考えていた。もちろん、珍しいものを求める気持ちが、あまたのインスタント食品の中からタニシ麺を選ぶ理由の一つではある。

データによると、タニシ麺のファンは女性と若者が中心で、二線以下の都市や周辺エリアが最も主要な市場だ。人気の上昇に伴って、男性消費者と「85後(1985年から1989年生まれ)」が徐々にその列に加わった。オンライン消費額を見ると、華東地域で最も人気があり、次は華南地域と華北地域だ。

味から見たブランド消費ランキングでは、臭みと辛さが特徴のブランドが圧倒的多数の地域で人気があり、華東地域と華中地域では相対的にあっさりした味のブランドが好まれる。柳州現地の消費者は地元発、地元製造の元祖タニシ麺ブランドを特に好む。女性はより強い味わいの嗜好性を持ち、濃厚なスープで具材の多いタニシ麺に人気がある。どのくらいの臭みを好むかでは、女性の方が男性より臭みの強い味を好む。世代別に見ると、「90後(1990年代生まれ)」と「Z世代(1995年代後半から2009年生まれの世代)」を含む若い世代はタニシ麺により強い臭みと辛さを求めており、歯ごたえと具材の多さも魅力になる。都市のレベル別に見ると、新一線都市の人は具材の多さ、スープの濃厚さ、臭みの強さ、激辛味を求める。一線都市の人は相対的にあっさりした、臭みのない、ピリ辛味を好む。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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