北朝鮮が南北通信連絡線を再開し「重大課題の解決」を要求、その意図は=韓国ネットには批判的な声多数

Record China    2021年10月5日(火) 16時20分

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4日、韓国・中央日報によると、北朝鮮が南北通信連絡線を再開した。写真は板門店。

2021年10月4日、韓国・中央日報によると、北朝鮮が南北通信連絡線を再開した。

記事によると、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は同日、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の意思に従い、午前9時から全ての南北通信連絡線を再開する」と発表した。金総書記は先月29日、最高人民会議の施政演説で通信連絡線再開の意向を明らかにしていた。

北朝鮮は予告通り、南北連絡事務所のチャンネルと軍通信線の連絡に正常に応じており、これは北朝鮮が一方的に通信線を中断してから55日ぶりのこと。これを受け、韓国統一部は「朝鮮半島情勢の安定と南北関係の復元のための土台が作られた」と評価しているという。

通信連絡線の再開にあたり、北朝鮮は「南朝鮮(韓国)当局は南北通信連絡線の再稼働の意味を深く考え、南北関係を収拾し、今後の明るい前途を開く上で先決されるべき重大課題を解決するために積極的に努力しなければならない」と述べたという。

これについて記事は「南北が今年7月27日に約1年1カ月ぶりに通信連絡線を再開した時と同様の手順だ」と指摘している。当時、朝鮮中央通信は南北首脳が親書を取り交わし、通信連絡線を復元することで合意したと伝え「通信連絡線の復元は南北関係の改善と発展に肯定的に作用するだろう」としていた。

その5日後の8月1日、北朝鮮は金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長の談話を通じて、同月予定された米韓連合訓練の中断を要求した。しかし、訓練は予定通り実施され、北朝鮮はこれに反発し、同月10日午後から通信連絡線での連絡に応じなくなったという。

北朝鮮が55日ぶりに通信連絡線を再開し、再び要求事項を前面に押し出したことを受け、専門家からは「通信連絡線を交渉のレバレッジに活用しようとしている」という分析が出ているという。また記事は、北朝鮮が「重大課題の解決」を再度要求したのは「韓国政府が北朝鮮の要求に応えて米国の説得に成功した場合、南北首脳会談の可能性があるという無言のメッセージでもある」と伝えている。

これについて、韓平政策研究所の鄭大珍(チョン・デジン)平和センター長は「北朝鮮が短期的には『平和攻勢の駆け引き』を通じて、韓国の大統領選の政局に影響力を行使し、中長期的には南北首脳会談および次期政府との関係形成においても主導権を握ろうとしている」と指摘したという。

これを受け、韓国のネット上では「え、指令?。今回は韓国側から連絡線を切ろう」「いやいや、北朝鮮が努力すべき。韓国じゃなくて国連に頼んだら?」「じゃあ韓国からも課題を。北朝鮮が爆破した南北連絡事務所をそっちのお金で復旧させて」と北朝鮮に対する批判が寄せられる一方で、「韓国の将軍様はおもちゃってか。誰がこんな状況にしたの?」「今回のことで文大統領は徹夜で仕事かな」「北朝鮮の顔色ばかりうかがってる無能な文政権」「国民のプライドを傷つける政権、北朝鮮がそんなにいいなら北朝鮮に行けば?」など文政権に対する辛口コメントも少なくない。

また「文大統領の任期が終わる前に利益を得ようという魂胆だろう」「ワクチンやドルの見返りに通信連絡線がつながったのでは。文大統領はまた自画自賛するのかな」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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