蔡英文総統「台湾陥落なら災難もたらす」、中国メディア「妄言」と批判

Record China    2021年10月7日(木) 9時20分

拡大

5日、観察者網は、台湾の蔡英文総統が「台湾の守りが崩れれば、災いをもたらすことになる」と訴えた文章を米外交誌に寄稿したことを「妄言」として報じた。写真は蔡英文氏のFBより

2021年10月5日、中国メディアの観察者網は、台湾の蔡英文(ツァイ・インウエン)総統が「台湾の守りが崩れれば、災いをもたらすことになる」と訴えた文章を米外交誌に寄稿したことを「妄言」として報じた。

記事は、米外交誌フォーリン・アフェアーズの公式サイトに5日、蔡総統の文章が掲載されたと紹介。蔡総統が文章の中で、今年に入って中国人民解放軍の軍機や艦船による台湾海峡での活動が顕著に増加しており、ほぼ毎日のように台湾南方の防空識別圏に進入していると紹介した上で「圧力には屈しない」としたことを伝えた。

そして、蔡総統が台湾を「自由と民主による秩序」の一員であるとして、「台湾の守りが崩れた場合には地域の平和や『民主主義の盟友関係』にとって大きな災難になる。いかなる代償を払ってでも自衛する」と「妄言」するとともに、価値観を同じくする国に台湾防衛の支援、協力を呼び掛けることも「忘れなかった」と報じた。

また、蔡総統が台湾の半導体産業を「シリコンの盾」と称し、台湾が半導体やバイオ技術、再生可能エネルギー分野で強みを持ち、安全なグローバルサプライチェーンの構築に資することができるとアピールしたほか、今こそ国際協力が不可欠だと述べたことを紹介している。

記事は、台湾防衛当局が発表したデータとして、今月に入って中国軍機の台湾南西空域への飛来回数が急増しており、1日には38回、2日には39回飛来して2日連続で最高記録を更新し、4日に至っては56回とさらに大幅に記録を塗り替えたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携