早く帰りたい…観光客1000人が新疆から出られず―中国

Record China    2021年10月6日(水) 19時20分

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5日、米華字メディア・多維新聞は、新型コロナウイルス感染者が出た新疆ウイグル自治区のイリ・カザフ自治州で、国慶節連休で現地を訪れていた大量の観光客が足止めを食らっていると報じた。写真は現地の様子。

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2021年10月5日、米華字メディア・多維新聞は、新型コロナウイルス感染者が出た新疆ウイグル自治区のイリ・カザフ自治州で交通網が封鎖され、国慶節連休で現地を訪れていた大量の観光客が足止めを食らっていると報じた。

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記事は、同州ホルゴス(コルガス)市で3日、3日に一度行われるPCR検査で2人に陽性反応が出て、それぞれ無症状感染と判定されたことを紹介。同市では5日夕方までに市内にいる全市民に対する2回のPCR検査が行われ、医学観察対象だった1人が陽性となった以外は全員陰性だったとし、今後さらにPCR検査が継続して行われる予定だと伝えた。

その上で、州内で感染者が見つかったことで飛行機や鉄道の運行がストップし、同自治州のグルジャ市(中国語名は伊寧市)では国慶節連休を利用した多くの観光客が身動きの取れない状態になったとした。4日には伊寧空港の運行が3便を除いて全て欠航し、北京に帰る予定だった観光客からは「自分はPCR検査で陰性だったが、いつ戻れるか分からない状況だ。空港内にある唯一のスーパーマーケットの商品棚はすでにほぼ空っぽ。夜は寒くて、一緒に来た交際相手は風邪を引いてしまった。感染対策にしっかり協力して、できるだけ早く帰れるようにしたい」との声が聞かれたと紹介している。

また、伊寧駅でも3日に1000人ほどの観光客が滞留する事態が発生したと紹介。ある観光客が「10時間余り駅に足止めされた後に、役所から無料の食事と宿泊を提供された。最初は自費でと言われたがみんな動こうとせず、その後無料で手配すると言われてようやく動き出した」と語ったことを伝えた。同駅の係員によれば、列車の運休は10日まで続く見込みで、その後の運行についても感染状況を見た上で改めて通知されるという。

イリ州は新疆西部に位置し、カザフスタンと国境を接している。感染が見つかったホルゴス市は両国間の重要な出入国窓口となっている。(翻訳・編集/川尻

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