Record China 2014年5月20日(火) 7時10分
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19日、中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人観光客がつづった文章が掲載された。
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2014年5月19日、中国のインターネット上に、日本を訪れた中国人観光客がつづった文章が掲載された。
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文章ではまず、「日本の伝統文化と工芸品に興味があった。いずれにせよ、初めの動機は単純だった」と、今般の日本旅行のきっかけを説明。関西国際空港に降り立った日は快晴で、「心も明るくなった」と記す。街を散策した際は、日本の店が気になったようで、「仕事柄、店の作りに非常に興味を持った。店内のデザインや配色、入口に付けられた照明など、どの店にも個性がある」と感想を述べる。
さらに、筆者の視線は日本人に向けられる。「日本の女子学生の制服のスカートには、丈がひざ下まであるものもあったことに驚いた。スカートの丈は、どうやら足の細さと関係があるようだ」と独自の視点を紹介。続いて目に留まったのは電車を待つ人々。「子どもは漫画を読み、若者は携帯電話をいじっている。大人は本を読んでいるか、何もせず宙を見ている。彼らに共通することは、とにかくみんな静かにしているということ」とつづる。
目的地の飛騨高山に近づくにつれ広がる田園風景には「どこの家庭でも庭の木はきれいに切りそろえられ、農作業用の道具は整頓されていた。日本人の細やかさの表れだろう」とする。そして、高山駅に着いたとき、案内所に張られた“Japan,Rising Again”のポスターを見つける。
筆者は「これは、震災後に日本が打ち出した観光広告だろう」とし、「鯉をモチーフにしているのは、中国から伝わった『登龍門(※成功への難関を突破することを表す。龍門という河を登り切った鯉は龍になる、という伝説から生まれたことわざ)』という言葉が関係している」と分析。「これを見て、ポスターの裏にある人びとの思いと、この国の生き残りにかける努力に感動を覚えた」とまとめている。(翻訳・編集/北田)
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