7日に行われたサッカーのワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループBで、日本はサウジアラビアに0-1で敗れる一方、中国は3-2でベトナムに勝利。この結果を受け、中国のスポーツメディア・新浪体育は「3試合を終えて中国はなんと日本と同じ勝ち点、本大会出場への希望はまだ消えていない」と題する記事を掲載した。

同日の試合、日本は後半にMF柴崎岳のバックパスがミスになりサウジアラビアに失点を許し、そのまま敗れた。一方の中国はスペインでプレーするエースの武磊（ウー・レイ）の終了間際の劇的ゴールを含む2得点でベトナムに勝利した。

この結果、グループBは3連勝のオーストラリアとサウジアラビアが勝ち点9で1位と2位となり、日本は1勝2敗で中国、オマーンと同じく勝ち点3。得失点差でかろうじて3位となっている。

新浪体育の記事は、日本と中国の勝ち点が並んだことを「誰も予想できなかった事態」と報道。各グループ2位までが本大会に出場し、3位はプレーオフを勝ち抜けば出場できることから、中国にとっては「グループ3位争いの希望が再燃した」としている。

また、中国の次の対戦相手は日本を破ったサウジアラビアであることに言及し、「相手は全勝しており、しかもアウェー戦なのだからその難しさは推して知るべし。しかし（引き分けで）勝ち点1をもぎ取れば、日本やオマーンに食らいつくことができる」と伝えた。

中国のネット上では日本の低調ぶりについて「これ本当に日本代表？」「森保一は解任だな」「意外じゃないよ。（中国が）日本と戦った時も、なんだかあまり強そうに感じなかった」「中国は日本戦で戦術を間違えた。あんなに引いて守る必要はなかった」などの声が上がっている。

一方で、「中国にもチャンスがある」とした同記事の論調に対しては「調子に乗るな」「（ほらを）吹くと可能性の火が消える」「良いように考えすぎ」「夢を持つのは良いが現実的に考えて中国は4位争い」「たとえ3位に入れたとして、もう一つのグループの3位に勝てるか？そこからさらに大陸間プレーオフにも勝たないといけないんだぞ。中国の勝つ姿は想像できない」など、厳しい声が上がっている。（翻訳・編集/北田）