Record China 2021年10月13日(水) 9時20分
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中国メディアの鳳凰衛視は10日、鳩山由紀夫元首相が日本政府の中国包囲政策を批判したと報じた。
記事によると、鳩山氏は9日に行われた市民団体の集会に出席し、「(岸田首相の所信表明演説で)対米従属の姿勢、自由で開かれたインド太平洋の構想とか、クアッド(日米豪印)に関して言及があった。これはどう考えても、そのような名を借りて中国を包囲する考え方との懸念が強くある。このようなところを前面に押し出すのはいかがなものか」と述べた。
また、現在の日本の対中政策は、中国を包囲する敵対的なものだと指摘。「岸田首相は敵基地攻撃能力保有に余地を残している。敵をつくることは日本の専守防衛に合致しない」としたほか、日本は尖閣諸島(中国名:釣魚島)が日中間の領土問題であることを認めて棚上げし、日中関係を強化するために習近平(シー・ジンピン)国家主席の訪日を早期に実現すべきとの考えを示した。
これに対し、中国のネットユーザーからは「彼こそ慧眼(けいがん)のある日本人だ。米国はいつでもいなくなる。日本は子々孫々にわたって中国の鼻先で生きていかなければならない」「鳩山氏は日本に数少ない理性的に政治を語る人物。だが残念ながら日本社会全体が理性的でないからな」「今後より多くの鳩山さんが出てくることに期待」「彼の理念は中国と協力して米国を駆逐するというもの。中国の実力が強大になり米国を圧倒すれば、日本は必ずこの道を進む。しかし、現在の日本人は中国の復興を認められない、あるいは米国に操作されている。日本は将来性のない国だ」などの声が上がった。
一方で、「今日本では誰も相手にしない人でしょう?」「だから『元首相』なんだよね」「鳩山さんの親中はあからさますぎるんだよ。だから(政権が)長く続かない」「反中でない人は首相になるのが難しく、なっても長期政権にはならない。仕方がない。日本では右翼が強いから」との声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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