サッカーのワールドカップ（W杯）アジア最終予選で日本が3位に沈んでいることについて「日本人が中国代表に望みを託している」との情報が伝えられ、中国のネットユーザーが反応を示している。

最終予選グループBの日本は、7日に行われたサウジアラビア戦に0-1で敗れるなど3試合を終えて1勝2敗の勝ち点3。3連勝のオーストラリア、サウジアラビアに勝ち点6の差をつけられ、苦しい状況にある。

台湾メディアのETtodayは10日付の記事で、「FIFAランク26位の日本が同56位のサウジアラビアにまさかの敗北を喫した」「1982年大会以来となる最悪の成績でグループ3位に転落し、7大会連続の本大会出場は厳しい状況だ」などと伝えた。

その上で、「ツイッター上ではすでに日本のサポーターの間で森保一監督の辞任や解任を求める声が高まっている」とし、日本のメディアでは次のオーストラリア戦で勝利できなければ森保監督は90％の確率で解任されるとの報道も出ていると紹介した。

同記事は、無条件で本大会に出場できるグループ2位以内に入るには、オーストラリアとサウジアラビアを止めなければならないため、日本の一部サポーターからは12日にサウジアラビアと対戦する中国の奮闘を願う声も上がっていると伝えた。

一方で、この記事は「日本人が中国代表に希望を託している」として中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上でも紹介された。ただ、中国のネットユーザーからは「日本を失望させる結果になると思う」「中国代表に希望を託すって…」「託す相手を間違えてる」「中国人ですら中国代表に何の希望も抱いていないというのに。日本人は考えが甘過ぎるな」「ベトナムにもラッキーで勝てただけなのに」「日本でも（サウジアラビアに）勝てなかったのに中国に勝てっていうのかい？」など、中国に勝機はないとの声が殺到している。（翻訳・編集/北田）