ジャイアントパンダ国家公園、生物多様性の保護に際立つ成果―中国メディア

人民網日本語版    2021年10月19日(火) 10時50分

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12日に行われた国連生物多様性条約第15回締約国会議で明らかになった情報によると、中国はジャイアントパンダ国家公園を含む第1弾・5カ所の国家公園を正式に設立した。写真はパンダ。

12日に行われた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で明らかになった情報によると、中国はジャイアントパンダ国家公園を含む第1弾・5カ所の国家公園を正式に設立した。

ジャイアントパンダ国家公園体制試行活動は2017年に全面的に始動した。試行エリアは四川省、陝西省、甘粛省。うち四川エリアの面積は2万平方キロメートル以上で、野生のパンダは1200頭以上。その面積と野生のパンダの数は、いずれもジャイアントパンダ国家公園の約4分の3ほどを占める。

ジャイアントパンダ国家公園管理局の向可文局長は、「ジャイアントパンダ国家公園はパンダ分布エリア内の広範な生息地と潜在的な生息地をカバーしている。機関統合、体制の刷新などの手段により、既存の各種保護地を統合した上でより範囲の広い、より完全な生態バランスの維持に努力し、パンダがより良く生息、生存、繁栄できるようにする」と述べた。

4年間の試行で、パンダの保護にはどのような効果があったのだろうか。「撮れた、撮れた!」。ジャイアントパンダ国家公園四川王朗エリアの巡回員の魯超氏は8月27日午後、巡回中に野生のパンダと遭遇した。同エリアの巡回員が前回パンダに遭遇してからわずか5日ぶりだった。

王朗エリアにとどまらず、試行開始後に臥龍や九頂山などの野生のパンダの活動が明らかに増加した。綿陽、雅安、阿壩などの村人が野生のパンダに偶然に遭遇したと度々報道された。

モニタリングと巡回の強化は、保護方法のレベルアップの重要手段だ。四川省は試行エリアに赤外線カメラによる7800カ所のモニタリングポイントを設置。3336平方キロメートルのパンダ生息地及び1668本のトランセクトラインの重点モニタリングを行った。累計で固定巡回ルートを900本余り設置し、各種巡回に延べ9万人近くを派遣した。1万4000平方キロメートル以上を網羅し、野生のパンダを計30回以上発見した。

試行開始後にジャイアントパンダ国家公園の野生パンダの個体群数が安定し、生息地の面積が拡大し、連結性が上がっている。

業界関係者は、象徴種のパンダの保護は「生態保護の傘」を差すのに相当するとしている。ジャイアントパンダ国家公園はここ数年、パンダの象徴種としての「傘の保護効果」を発揮し、さらにキンシコウ、ユキヒョウ、チュウゴクイチイなどの8000種以上の伴生希少動植物を協同で保護している。

北京大学生命科学学院の李晟研究員は、「パンダ保護の意義はとうにパンダそのものの保護に留まらなくなった。ジャイアントパンダ国家公園は保護管理から生態系ガバナンスへ、民生福祉の増進から人と自然の調和的な共生へ、野生パンダ個体群の回復と拡大により全体的な保護を実現する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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