Record China 2021年10月19日(火) 9時20分
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米華字メディア・多維新聞は、英国の報道を引用して、中国がブラジルから牛肉の輸入を停止したまま6週間が過ぎ、ブラジル当局者が「慌てふためいている」と報じた。
ブラジル農務省は今年9月4日、非定型の牛海綿状脳症(BSE)が2件発見されたため、中国への牛肉の輸出を一時停止したと発表した。報道によると、この措置から6週間が経過し、この間ブラジルでは新たにBSEは発生していないが、中国は現在も輸入再開に向けてアクションを起こしていない。
ブラジル農務省の関係者は、ブラジル側は中国当局の資料提供の要望に対して迅速に透明性を持って回答したとし、中国からは技術会議を開催するとの連絡があった。しかし、中国政府は未だ会議を開催しておらず、ブラジルから提出された資料を分析している段階だという。こうした状況に、一部のブラジル人アナリストからは「中国の輸入禁止は商業的利益を得るための手段だ」との指摘も出ているという。
記事は、「ブラジルは世界最大の牛肉輸出国で、中国にとって最大の牛肉輸入国でもある。双方が15年に締結した二国間協定によると、ブラジルで肉牛に問題が発生した場合、輸出停止メカニズムが自動的に発動することになっている」と説明した。(翻訳・編集/北田)
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